内容説明
神様のような清廉潔白な教師、坪井誠造が逝去した。その通夜は悲しみに包まれ、誰もが涙した―と思いきや、年齢も職業も多様な参列者たちが彼を思い返すうち、とんでもない犯罪者であった疑惑が持ち上がり…。聖職者か、それとも稀代の犯罪者か―驚愕のラストを誰かと共有したくなる、読後感強烈ミステリ!!第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。
著者等紹介
藤崎翔[フジサキショウ]
1985年生まれ。茨城県出身。高校卒業後、6年間お笑い芸人として活動。2014年に『神様の裏の顔』(受賞時「神様のもう一つの顔」を改題)で第34回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
223
いや~面白かったわぁ。アラ?あれ?確かミステリ大賞作だったはず・・と気づくのは後半。そんな『神様』(会ったことは無いのだが)みたいな人っている?と思ったので、やっぱりね~だったのだが、やられました!!ハイ!以上。いやいや、この作家の次作を心から楽しみにしたい。2015/08/26
❁かな❁
199
とてもテンポがよく面白かったです〜★第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作!この作品でデビューとのこと。元お笑い芸人さんだけあり、ところどころクスッてしてしまう箇所もあり、先が気になり、一気に読むことができました!皆から神様のように慕われていた坪井先生のお通夜の席に参加した人達の語りでお話が進んでいき…。いろんなことが少しずつ明らかになっていくのでドキドキし、物語が二転三転して楽しかったです♪視点がどんどん変わりますがとても読みやすく飽きることなく読むことができました!もう次の作品も出てるので読んでみたいな♪2015/10/06
barabara
181
もどかしい、もどかしい…。きっと…やはり…?期待と不安を裏切る明らかな事実。人となりをそれぞれの関連人物からあぶり出すした先から見えてきたものとは…。やはり清廉潔白な先生が男だったと知った時はショックだったが、最終的には気持ちの良いラストだった。完2014/09/24
紫綺
164
裏の裏は表、表の表は裏。さらにもう一枚、と次々とひっくり返される表と裏。第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。ここにも芸人の才が開花する。2017/06/12
タックン
152
題名にひかれて借りた本。語り手がチェンジしてテンポいい会話形式だったので読みやすかった。題名からだいたい内容は想像できるけど人間ってどんな善人でも裏の顔はあるからどこがミステリーだあって思って読んでたらラストが大どんでん返しでしたあ!!題名ってそっちもあるかあ・・・・・。確かにミステリーだあ。でもこれがあの横溝正史ミステリ大賞って複雑だなあ・・・・。やっぱホラー系・グロイでないとなあ・・・・・。2014/11/29
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