- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
出版社内容情報
語部 マサユキ[カタリベ マサユキ]
著・文・その他
明星 かがよ[アケボシ カガヨ]
イラスト
内容説明
「アンタを召喚したのは、この世界に定住させる為じゃない!!」器用貧乏すぎてモテない大地耕は、ある日謎の声に導かれ異世界転生。なんとか王宮庭師として働きはじめ、ドジっ子メイドのティアや麗しき護衛師キリカとゆったりライフを満喫していたのも束の間。自称女神の幼女に「救世主として世界を救え」と宣告され!?金なし・コネなし・チートなしの主人公が挑む、異世界救国奇譚が開幕!第19回スニーカー大賞“特別賞”受賞作!!
著者等紹介
語部マサユキ[カタリベマサユキ]
第19回スニーカー大賞“春の選考”にて「君とリンゴの木の下で」で特別賞を受賞、同作を改稿改題した『異界の軍師の救国奇譚』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
41
器用貧乏すぎてモテない高校生・大地耕が魔法のある異世界に召喚され、自称女神の幼女に「救世主として世界を救え」と宣告される物語。異世界で特殊な能力に目覚めなくとも、持ち前の多彩な家事スキルとやれることをやろうの精神で、予見された王女のバットエンドを回避すべく、機転を利かせて目の前の問題に前向きに取り組んでいく耕の姿勢がいいですね。軍師と聞いて想像するような戦記モノではなかったですが、そんな彼に感化されていく訳ありドジっ子メイドのティアや護衛師キリカといったキャラも存在感があって面白かったです。次巻も楽しみ。2015/07/08
ナカショー
31
モテるために家事スキルを磨きまくった結果、逆にもてなかった主人公が、異世界に飛ばされて持ち前の家事スキルを駆使して異世界を救っていくファンタジーもの。主人公のモテるための努力の方向性が間違ってて笑えましたw一般的な異世界召喚ものとはいい意味で一線を画していて面白かったです。次巻も楽しみです。2016/01/29
Bellzerica
19
☆☆☆★ 3.5/5.0 - (常識的な範疇で) 生活スキルの高い主人公が、文明レベルの違う異世界でその知識を活かして宮廷内の策謀に立ち向かっていく話。魔法が使える世界であるが為に、文明レベルの発達が現世から比べると歪であり相対的に擬似的な現代知識チートになっている。話の内容と展開がかなり読みやすいが為に驚きが無いのが弱点ではあるが、登場人物の心情の推移や背景が丁寧に語られており非常に読みやすい。プチ異世界チートの入門としてはかなりいい作品だと思う。続きも読みます!2015/10/11
giant★killing
13
これは中々良い「おとぎ話」。内容は突如魔法が存在する異世界に召喚された主人公コウはルーチェという女神に第三王女ティアリス・E・カルヴァドスを救うために召喚されたと知らされる。召喚されたコウには魔法の力はないが、元の世界で得た料理や裁縫などの技術が第三王女を救う大きなカギになって…。コウの家事スキル高ぇ^^;。ってか下手な攻撃魔法よりティアの魔法の方がよっぽど良いような…。ラストで「ああ、そういうことか!」と納得。果たしてこの「おとぎ話」はハッピーエンドに向かうことが出来るのか?次巻も読みます^ ^。2014/12/09
リプトン
13
異世界トリップものなんですが、主人公は魔法を使えず現代の知識や培ってきた家事スキルを駆使して道を切り開いていく感じが面白かったです。軍師はちょっと大げさですが、異世界や軍師から想像してた物語をいい意味で裏切ってくれましたね。戦闘シーンなどはなく地味目ではありますがキャラもよくて楽しく読んでいけました。役立たずで無能の扱いを受けているお姫様のティアと悲劇を喜劇に変えてやるという主人公がともにどのように成長し物語を動かしていくのか今後も楽しみです。ただ、もうちょっとカラー以外の挿絵は頑張ってほしかったかも…。2014/08/31