角川文庫<br> 一私小説書きの日乗

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角川文庫
一私小説書きの日乗

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041020456
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0195

内容説明

2011年3月から2012年5月までを淡々と綴った、平成無頼の私小説家・西村賢太の虚飾無き日日の記録。芥川賞受賞後の騒動、東日本大震災、憧れの人との対面、私小説への思い、二度は戻れぬ生育の町の変貌、編集者との確執、執筆、怒り、痛み、諍い、そして時折の静謐。ざわめきのなか綴り続けた現代日記文学の最新形。文学界・読書界で注目を集め続ける、古くて新しい「日乗」シリーズ第1弾、待望の文庫化。

著者等紹介

西村賢太[ニシムラケンタ]
1967年7月、東京都江戸川区生まれ。中卒。2007年『暗渠の宿』で野間文芸新人賞、11年『苦役列車』で芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワニニ

47
日記を読んでも小説を読んでも、西村賢太だ。ただただ日々の予定と仕事と飲食なんかを素直に綴っているだけなのに、妙に面白いのね。ねちっこいんだけれど、可愛くて憎めない感じ。元来、真面目で繊細なんだろう。感情の制御にやや(?)問題はあるが、芥川賞受賞後はその辺をひっくるめての個性が認められつつあるから、このまま生きて欲しい。ただね、この暴飲暴食生活(改めて書かれると凄すぎる)だと、長生きは出来ないかな?でも、変えるつもりはなさそうだから、いいのか?彼が全身全霊傾ける藤澤淸造、読んでみなきゃ。田畑氏が見たい(笑)2014/10/30

メタボン

29
☆☆☆★ 買淫と堂々と書いたり、編集者を面罵したりと、私小説そのものの日常が描かれている。印税がどんなに入っても、食生活が貧しいのも、ある意味生き方を貫いている。毎晩宝焼酎を一本も空けてれば早死にするのも納得。2023/06/17

こうすけ

29
本当にただのシンプルな日記なんだけど、どこか味わい深くて、めちゃくちゃ面白い。と、思ったらレビューを見ると意外と賛否両論。確かに身近にいたら大変だろうなぁ、編集者はつらいなぁ、食生活ひどいなぁ、風俗よく行くなぁ、など色々思うところはあるが、たとえば2011年3月11日については一切記述していなかったり、小説を書くことについては真摯だったり、一度受けた恩を大事にしたり、芯の部分は誠実な人だとよく分かる。2022/06/19

澤水月

22
省略と強調の妙、11年春から始まるが直接記さず行間から震災立ち上る。物価高、購入規制など不自由毒づく姿、一瞬コロナ下かと。文体確立で普遍性ある。近現代作家の文体継ぐのは小説だけでない(「日乗」がまず荷風)。巻継ぎ逝去直前まで書かれるのも同じで異様なほど食べ飲酒ブランド編集者との喧嘩や二次作品への文句まで記す(ここらは内田百閒ぽい)。当然「打ち出し」に藤澤清造使うが島田清次郎など色んな作家の名が出てくるのも面白い、古本のプロだもの… 敢えて下半身事情記すのは先達らもやっており「日記文学」だと痛感する(コメへ2023/02/12

メイ&まー

19
著者初読み。掲載誌を立ち読みしたときに、この日記がすこぶる面白くて、まとまって本になったら絶対買おうと思っていた。や、しかしずいぶん前から書かれてた日記だったんだなあ。そして紆余曲折あったのち角川文庫になっている。まとめて読むと更に面白い。毎日繰り返される「ビバリー」と、宝焼酎とウインナーと、編集者とのやりとり。よく揉めてもいる(笑)。でも、小説や文章をつづる姿勢はものすごく真摯だ。独特の文体も読んでいて小気味よい。とにかく中毒性のある日記。続きはもちろん、小説も読んでみよう。2016/06/20

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