角川文庫
新訳 人を動かす

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041019634
  • NDC分類 159
  • Cコード C0198

出版社内容情報

世界的名著『人を動かす』が読みやすい新訳で登場! もしあなたが本書を最大限に役立てようと思うのならば、絶対に欠かすことのできない条件がある。これは、あらゆるルールやテクニックよりも遥かに重要な本質だ。この必須条件を満たさない限り、学びのルールを千と学ぼうと、大した収穫はない。だが、もしこの基本的な資質が備わっているならば、あなたは本書を最大限に役立てる助言などなくとも奇跡を成し遂げることができるだろう。

 さて、この魔法の条件とはいったいなんだろうか? それは簡単だ。学ぼうと駆り立てる深い欲求、人を扱う能力を改善するのだという確固たる決意である。

 では、その衝動をどう強めればいいのだろう? それは、そうした原則が自分にとっていかに重要なものなのかを、絶えず確認し続けることだ。その原則をマスターすればどれだけ豊かで幸福な、満足いく人生が送れるかを想い描くことだ。何度も何度も自分にこう言ってほしい。「自分が人に好かれるかも、幸せになれるかも、自分の価値を信じられるかも、人を扱う能力に大きくかかっているんだ」


デール・カーネギー(「九つのヒント――本書を最大限に活かすために」より)


序文 私がなぜ、この本を書いたのか
九つのヒント 本書を最大限に活かすために

パート1 人を扱う基本技術
第一章  蜂蜜が欲しいなら、蜜蜂の巣箱を蹴り倒してはならない
第二章  人を扱う大きな秘訣
第三章  手に入れ世界を味方につけるか、手に入れず孤独な道を歩むか

パート2 人に好かれるためには
第四章  こうすればどこでも歓迎される
第五章  よい第一印象はこうして与える
第六章  これをしない者はトラブルへと落ちていく
第七章  会話上手になるためには
第八章  人の興味を引くために
第九章  人に好かれるのは難しくない

パート3 自分の考えを人に分からせる
第十章  議論などするだけ無駄
第十一章  あなたはこうして敵を作る
第十二章  間違いを認める
第十三章  ひとしずくのハチミツを
第十四章  ソクラテスの秘密
第十五章  「喋らせること」の力
第十六章  人は自分の意見を尊重する
第十七章  相手の立場に立つ
第十八章  人はなにを欲しているか
第十九章  感情に訴える
第二十章  演出の持つ力
第二十一章  闘争心と労働意欲

パート4 リーダーになるには攻撃せず、議論を呼ばずに人を変える
第二十二章  人の過ちを指摘するには
第二十三章  反感を買わずに批判する
第二十四章  まずは自分の失敗を語れ
第二十五章  誰も命令などされたくない
第二十六章  人の顔を立てる
第二十七章  小さなことでも褒める
第二十八章  悪名を付けられた犬は、そのまま吊るし首になる
第二十九章  難しくないのだと思わせる
第三十章  相手をその気にさせる

パート5 奇跡の効果をもたらす手紙

パート6 幸せな家庭を築く七つの原則
第三十一章  不満や叱責を続けてはいけない
第三十二章  自分らしく生きさせる
第三十三章  批判が幸せを破壊する
第三十四章  ちゃんと賞賛する
第三十五章  小さな気づかいの力
第三十六章  親しき仲にも礼儀あり
第三十七章  性生活の知識は結婚生活の支えである

D・カーネギー[ディー カーネギー]
1888年、米国ミズーリ州の農家に生まれ州立学芸大学卒業後、雑誌記者、俳優、セールスパーソン等雑多な職業を経て、YMCA弁論術担当となり、やがてD.カーネギー研究所設立。人間関係の先覚者として名声を博す。1955年、66歳で死去。

田内 志文[タウチ シモン]
1974年埼玉県生まれ。翻訳家、文筆家。フリーライターを経て渡英、イースト・アングリア大学大学院にて翻訳を専攻。訳書に『Good Luck』(ポプラ社)などがある。

内容説明

「いかに人と向き合うべきか」人間関係に関する実践的で実用的なハンドブックを探し続けたカーネギーは、自分のために自ら書くしかないと何人もの成功者たちから話を聞いた。彼らが用いたテクニックとはなにか?どのようにして他人に影響力を持ちえたのか?よく知られる4つのパートに加えて、「奇跡の効果をもたらす手紙」、「幸せな家庭を築く七つの原則」も収録した、世界的ロング&ベストセラーの新訳版にして、完全版。

目次

1 人を扱う基本技術
2 人に好かれるためには
3 自分の考えを人に分からせる
4 リーダーになるには攻撃せず、議論を呼ばずに人を変える
5 奇跡の効果をもたらす手紙
6 幸せな家庭を築く七つの原則

著者等紹介

カーネギー,デール[カーネギー,デール] [Carnegie,Dale Breckenridge]
1888年アメリカ・ミズーリ州に生まれる。セールスマンなどの仕事を経て、YMCAの夜間学校で「話し方」についての講座を持つ。講座用のテキストとして書いた『人を動かす』や、『道は開ける』が世界的ベストセラーになり、今も売れ続けている。1955年没

田内志文[タウチシモン]
1974年生まれ。埼玉県出身。翻訳家、文筆家、スヌーカー選手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いろは

23
今までリーダー論だと思って、リーダーなんかとてつもなく縁遠い私には、今回勧められるまでは、この作品を読む必要はないと思って、ずっと避けてきた名著だと言えるが、実際読んでみると、リーダーのみならず、人と人との付き合い方の書だと言える。もっと言うと、人間としてのあり方の書だ。名著だけに名言も多いが、その中でも一番印象に残った名言は、『成功の秘訣があるとすれば、それは他人の視点を持つ能力のこと。自分自身の視点のみならず、人の視点からものごとを見る能力のことだ。』人付き合いは苦手だが、より人に関心を持とうと思う。2018/11/27

かぴばら

7
人と接するにはどのようにすれば良いかが書かれています。 なかなか全てを実践する事は難しいと思いますが、1つでも実践していければと思います。 ポイントは「人を重要人物のように心から思って接する」これに尽きると思います。2018/11/24

きぅり

6
普段人に動かされてばかりのただの契約社員がビジネス書の古典を読んで、何がどうなるのかはよく分からないがとりあえず読了。多少オーバー気味ではあるものの、アメリカ人のこういう自分の言葉で何かを人に伝えようとする姿勢は好きです。だから日本のあのテンプレ丸出しの心にもねえお祈りメール?読んでてムカムカしてくるんですよね。志望動機と自己PR合わせて2000字書かせといて、落とす時は内容スカスカのメール1通ですよ!せめて論理的に落とした理由書いて読み物として読み応え持たせろ(おこ)読み物としてつまらんだろ(激おこ2016/09/10

くま

3
タイトルから人を操作するようなイメージだった。が、実際はいかに人と良い関係、良いコミュニケーションをとるために、自分の言動に注意を払った方がいいか、が書かれている。他の自己啓発本でも書かれていることも多く、本質できなことは同じ(もしかしたらこれを見て書かれている本もあるのでしょう)今一度、私自身のコミュニケーション時の癖を見直してみよう!2019/03/30

numainu

2
評価B2016/10/23

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