内容説明
この国の行く末を憂い、幕府の体制に疑問を感じていた彦蔵は、己は何をすべきかと焦燥感に駆られていた。そんな折、ついに師の本多利明や、ともに学ぶ仲間が襲撃される。怒れる彦蔵は犯人を探り始めるが、そこで辿り着いた、意外な黒幕とは!?一方、彦蔵の故郷・河遠藩では藩政改革を図る一派に大きな危機が訪れていた。過酷な運命に翻弄されながらも真摯に生き抜く侍を活写する、話題沸騰の書き下ろし時代小説、第6弾!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年、熊本県生まれ。脚本家・放送作家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
92
風塵の剣 6巻。他の作品の様に1巻読み切りではなく、剣戟の醍醐味や派手もあまりなく少し単調な感じもするが、彦蔵さんが絵師になるのか、故郷河遠藩とどの様に関わり変えていくのか、楽しみな小説です。2014/10/12
あかんべ
7
絵はあきらめたのかと思っていたが、しっかりお金の取れる絵師になっている。亡き父のことや、音羽塾のことなどじっくり生き方を見つめることができない。彦蔵の不安がこちらにも伝わる。2014/09/11
かずぺん
2
一気読みです。最終巻に入ります。2021/08/07
ひさか
1
2014年7月刊。6巻め。絵師、開国、討幕、結婚と忙しい彦蔵だが、お話もここまで進むとそれなりの世界観があり、面白く読み進めることができる。次回は追われた国に戻っての活躍が期待できそう。波乱万丈というか、あれよあれよと進むお話が楽しい。2014/11/26
とっぽ
0
うーん。少しずつ物語が進んでいるのはわかるが少し飽きてきた。なんとなくどこへ進むのかが見えてこないと厳しいなぁ2014/07/28
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