角川新書<br> 翻訳百景

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翻訳百景

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041018637
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

名訳はこうして紡がれる。ベストセラー文芸翻訳者が明かす舞台裏。

原文の「歯ごたえ」を残しながら、いかに日本人に伝わる言葉を紡ぐのか――「名人芸」が生まれる現場を、『ダ・ヴィンチ・コード』訳者が紹介。本を愛するすべての人たちに贈る、魅惑的な翻訳の世界への手引き。

内容説明

原文の「歯ごたえ」を残しながら、いかに日本人に伝わる言葉を紡ぐのか―「名人芸」が生まれる現場を、『ダ・ヴィンチ・コード』訳者が紹介。本を愛するすべての人たちに贈る、魅惑的な翻訳の世界への手引き。

目次

第1章 翻訳の現場(文芸翻訳の仕事;すぐれた編集者とは;翻訳書のタイトル;翻訳の匙加減)
第2章 『ダ・ヴィンチ・コード』『インフェルノ』翻訳秘話(『天使と悪魔』と『ダ・ヴィンチ・コード』;『デセプション・ポイント』と『パズル・パレス』、映画二作ほか;『ロスト・シンボル』と『インフェルノ』;ドン・ブライン『ダ・ヴィンチ・コッド』翻訳秘話)
第3章 翻訳者への道(わたしの修業時代;なんのために学ぶのか)
第4章 翻訳書の愉しみ(全国翻訳ミステリー読書会;読書探偵作文コンクール;「紙ばさみ」って何?;『思い出のマーニー』翻訳秘話;ことばの魔術師 翻訳家・東江一紀の世界)

著者等紹介

越前敏弥[エチゼントシヤ]
文芸翻訳者。1961年石川県金沢市生まれ。東京大学文学部国文科卒。大学在学中から学習塾を自営、留学予備校講師などを経たのち、37歳からエンタテインメント小説の翻訳の仕事をはじめる。朝日カルチャーセンター新宿教室、中之島教室で翻訳講座を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Panzer Leader

48
翻訳物好きな自分だけど、翻訳に関して言えば読みやすいなとか直訳みたいで読みにくい程度の感想しか持ったことがなかった。本書を読んで翻訳家の方々が作家と読者の懸け橋となっていかに良い翻訳本を作り上げていくのかが分かった。そのために単語一つ、タイトルの一文字にも妥協せずこだわりを持って仕上げていく過程には驚き・面白さの連続だった。自分が翻訳物を楽しめるのも不断の努力を続けていく翻訳家の方々あってのものと頭の下がる思いで読了した。2016/10/29

本木英朗

43
『ダ・ヴィンチ・コード』の翻訳で知られる著者が語る、翻訳の現場の裏側を綴ったエッセイ。ここでいう翻訳は文芸書に限られるが、異国の言語(ひいては文化)と日本のそれの間に立つ懸け橋としての職業にある人が持つべき矜持というものが伺え、決して堅苦しい内容ではないのだけれど、読んでいて自然と襟を正したくなる。翻訳文学が出版市場で極めて苦しい立場にあることは、消費者として理解しておくべきことであり、そのために翻訳者や編集者がどんな努力をしているのかも分かっておきたい。それは自然と、読者の役割も明らかにしてくれる。2016/05/29

リキヨシオ

40
英語できない!扱えるのは日本語のみ!かどうかも怪しい自分にとって2つの言語を理解して相互変換できる翻訳能力を持った人間は、まさに神の領域!そんな翻訳の仕事には、1・実務翻訳、2・映像翻訳、3・出版翻訳の3つがある。そして3つの翻訳の仕事で使用する技術と求められる訓練は全く異なってくる。今まで、翻訳は訳せればOKでは!と思っていたけど「野球でも、ただバットを振るだけではなく、プロとしてお金を取れる高い技術が必要」という説明になるほど~!と思った。語学力だけでなく、とても高い技術が必要な仕事だなと感じた。2016/05/22

mayumi

30
海外ものを読む時には、翻訳者に大きく左右されると思う。あまりうまくない翻訳者だと、作品そのものがつまらなくなってしまう。ちなみに私が好きな翻訳者は芹澤恵さん。フロストシリーズが楽しく読めているのはこの人のおかげだと思っている。この「翻訳百景」の越前さんはラングドン教授シリーズを手掛けている。ある意味、あの作品は映像が重要な作品だから、訳すの大変だろうなあ、と思う。正直私は小説だけじゃ理解できなくて、映画を観て補完している部分があるしね(笑)。2017/05/13

minimu

30
『ダヴィンチ・コード』や『思い出のマーニー』の新訳などで著名な翻訳家によるエッセイ(´∀`=) とあらば、読まないという選択肢はありません。あの作品この作品にまつわる裏話が楽しいのはもちろんのこと、故東江氏への師匠愛や、海外翻訳作品を日本で広めるための全国的な読書会という精力的な活動もあっぱれです。生まれながらの翻訳家なのではと勝手に思っていたけれど、この道に進まれた理由もこの本で知り、全くの初心者からスタートし、学校で学ばれたとのことでした。翻訳家志望の人にもおすすめの一冊です。2016/10/29

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