出版社内容情報
3000本を超える60年代のコミックから面白いものを厳選して172本を紹介。かわいいだけじゃない哲学的なスヌーピーのコミックは、ファンならずともクスッと笑ってしまう。スヌーピーコミックの決定版
内容説明
世界中で大人気のスヌーピーは、作者チャールズ・M・シュルツさんが1950年~2000年の間、新聞に連載していた作品『ピーナッツ』のキャラクター。本書は、計17,897回にも及んだ連載から172本を厳選した、よりぬきスヌーピーコミック。60年代は、小説家などに変身するスヌーピー、恋するチャーリー・ブラウン、精神分析スタンドを開くルーシーなど、キャラクターたちの個性が確立していく時代。この面白さからはもう目が離せない!
著者等紹介
谷川俊太郎[タニカワシュンタロウ]
1931年、東京生まれ。21歳のときに『二十億光年の孤独』を出版。1960年代後半から『ピーナッツ』の翻訳を手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
87
キャラクターたちの個性が出てきますね。スヌーピーが犬らしくなくなってきていますが、それがまた可愛くて面白いところです。変身したり、2本足で歩いたりし始めたのはこの頃なんですね。ウッドストックらしき小鳥も登場し、ピーナッツのキャラが徐々に増えてきました。2018/04/19
kinkin
81
ピーナッツというコミックを中学生の頃に読んで面白くないなーと感じた。日本の漫画とはまったく違う。今読んでみて面白いということはおそらくこれは大人向けということにようやく気づく。内容は'60年台に連載された中から抜粋されたものが紹介されている。ウッドストックというキャラが登場するのは1967年4月4日ということも知った。そしてこの時代を反映していたのがフランクリンという黒人の少年がチャーリー・ブラウンにお父さんは何しているの?と聞かれベトナムに行っているという返事。そうベトナム戦争真っ只中の年代だね。2017/04/22
ユメ
49
60年代に入ると、スヌーピーが個性を発揮しだして変装を始めるようになる。私は、いつも同じ文句で書き始める小説家が好み。タコ食いの木のエピソードはこれまであまりちゃんと読んだことがなかったので、たくさん収録されていてよかった。凧揚げへの情熱は人一倍なのに、失敗してばかりのチャーリー・ブラウンが愛しい。彼とルーシーの距離感も好きだ。私はチャーリー・ブラウンのように心配性だから、ルーシーの精神分析スタンドが近くにあったら5セント払って通いたいなあ。ルーシーの素っ気ない言葉で、なぜか清々しい気分になったりする。2016/02/22
ナミのママ
42
2015年7月より11月まで毎月一冊ずつ発行(予定)のタイトルどおりのセレクション本。8月発行のこちらは1960年代の3000本以上からセレクトとのこと。どんどん変化…進化…していくスヌーピー、イラストはまだまだ現在のものと遠いのですが、キャラクターとしてはいよいよ本領発揮でしょうか、変身がはじまります。ウッドストックとの出会いもほんの少し。コミックは読まないのですが、これは買ってしまいました。ベッドサイドに置いて読みました。2015/08/29
優希
41
再読です。スヌーピーが小説を書き始めたり、色々変身したりして可愛かったです。キャラクターの個性がそれぞれで始めた頃でもありますね。面白いです。子供の世界ならではの可愛さと残酷さが魅力でしょうか。2024/09/26
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