内容説明
行方不明になったピアノ科の生徒と学院の事務長夫人。警察は、手がかりがないまま関係者に事情を聞き始める。有紀子は、祖父の死がきっかけで知り合った滝村と自宅で過ごしていると、前触れもなく事務長の森崎が訪ねてくる。ナイフを手に“送別のソナタ”の楽譜を出せとおどされる有紀子。滝村が果敢に立ち向かっていくが―。音楽家たちを虜にした作品・幻のソナタの真相が今明らかになる!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
12
なんで学院の関係者が次々殺されたり行方不明になったりするのかが謎でミステリー。だったはずなんだけど、終わりは的にはホラーかも。もしくは都市伝説になる。この本でネズミが怖くなった。2015/02/23
鍵ちゃん
11
行方不明になったのはピアノ科の生徒と学院の事務長夫人。警察は手がかりがないまま関係者に事情を聞き始める。有紀子は祖父の死をきっかけで知り合った滝村と自宅で過ごしていると、前触れなく事務員の森崎が訪ねてくる。ナイフを手に(送別のソナタ)の楽譜を出せと脅される有紀子。滝村が立ち向かっていくが。音楽家たちをとりこにした作品。幻のソナタの真相は今明らかになる!2021/01/20
蕭白
9
赤川さんだと、此の世のものでないものが登場してもあまり違和感なく読み進めてしまいます。2018/12/10
白雪ちょこ
8
今作は、事細かに想像して読んでみるとある意味グロテスクなお話ではあった。 動物やネズミが苦手な人は読まないほうがいいかもしれない。 しかし、このダークホラーは赤川次郎にしか書けない。 不気味でもあるが、つい引き込まれる物語だ。
舞
7
ミステリーかと思っていたので、なんだか期待はずれ。読まなきゃ良かったなー。2017/04/17