感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kouro-hou
13
横溝正史特集という事で買ってみました。うっかり「野生時代」で検索して見つからない?とか思ってしまったのは秘密。杉本画伯表紙の横溝文庫の紹介や映像作品の紹介、金田一vs明智の新作、横溝ミステリー大賞受賞者短編、「真珠郎」推しが嬉しい綾辻&道尾対談等々。目玉は「鬼火」生原稿バージョン。「鬼火」は当局の検閲を逃れた未検閲本から復刻した上に作者改訂が加えられた角川版、検閲部分再生に力を入れ挿絵込みで復刻した創元版とも微妙に違うオリジナル版。現行で手に入れやすい創元版と読み比べてみては?ってそれでいいのか角川!!2014/06/18
Minnie
4
特集《永遠の横溝正史》に惹かれて手にとりました。映画犬神家の一族のヒットは有名だけど、ブームの始まりはその前から…というのが主要作品ガイドでよくわかるようにまとめられてます〜。文庫本がカラーで掲載されていてそれだけで楽しめる(⌒▽⌒)綾辻さんと道尾さんの対談もいいなぁ。始めての横溝作品が原作でも映像でも、なんだって世代を越えてハマれるってことですね。道尾さんの『名所巡り』エピソードがスゴイ!紹介されている岡山•山梨へ行くならお盆のうだるような暑い日に手ぬぐい持ってフキフキしながら…なんて考えてみたり(笑)2014/07/07
まー
0
横溝正史特集号。「鬼火」の綺麗な文章を堪能した。金田一耕助シリーズしか読んだことがないけれど(エッセイを除く)、他の作品も読みたいなと思った。読切短編は、柴田よしきさんと山田宗樹さんのが印象に残った。一番のお気に入りは荻原浩さんの「金魚姫」。ファンタジーとユーモアと謎のある、なかなか面白い話。2015/05/18
Takako Sasano
0
横溝正史特集。横溝と言えば角川だよね!読んだのは人形佐七捕物帳など数少ない。金田一耕助ものなんて、映画やテレビで見て読んだ気になっているが実は読んだことがないのである。今回収録の『鬼火』だが、内容のおどろおどろしさとは裏腹のきれいな文体が実に魅力的。これは!と思い、思わず『本陣殺人事件』を借りてしまった。横溝は多作なので少しづつ読んでいこう。『正義のセ!』が進展。恋愛方面に話が進むのはちょっと嫌だなぁ。凛々子にはちゃんと事件に集中してほしいわ。2014/07/27
S@YOPECO
0
あぶないあぶない。ギリギリ積読回避。す子ろくが最終回で、残念。2014/07/11