角川新書
本の「使い方」―1万冊を血肉にした方法

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041016497
  • NDC分類 019
  • Cコード C0295

内容説明

いかにして「考える力」を養うか。1行たりとも読み飛ばしてはいけない。何百年も残った古典は「正しい」。何かを学ぶなら「厚い本→薄い本」の順。「自分の頭で考える力」をつける読書。注目のライフネット生命経営者にして稀代の読書家による新書・初書き下ろし!

目次

1章 本とは「何か」―教養について考える(「教養」と「教育」の違い;教養を得るための効率的なツール ほか)
2章 本を「選ぶ」―「おもしろそうな本」という鉄則(未知の分野の勉強のしかた;どうして古典が難しく感じるか ほか)
3章 本と「向き合う」―1行たりとも読み飛ばさない(読書の作法;本は、人 ほか)
4章 本を「使う」―著者に左右される人、されない人(数字・ファクト(事実)・ロジック(論理)
本に即効性を求めない ほか)
5章 本を「愛する」―自分の滋養、他者への架け橋(本との出会い;小学生時代 ほか)

著者等紹介

出口治明[デグチハルアキ]
1948年、三重県生まれ。ライフネット生命保険株式会社・代表取締役会長兼CEO。京都大学法学部を卒業後、1972年、日本生命保険相互会社入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当。生命保険協会の初代財務企画専門委員会委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て同社を退職。その後、東京大学総長室アドバイザー、早稲田大学大学院講師などを務める。2006年にネットライフ企画株式会社設立(のちのライフネット生命保険株式会社)、代表取締役社長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 5件/全5件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

277
著者の読書に対する熱意が伝わった。大学生の青田買いの意見には共感を覚えた。2015/01/05

もりやまたけよし

147
分厚い本かぁ。それに古典とは。それを面白いなんて普通じゃないな。佐藤優さんの読書スタイルもぶっ飛んでたけど。2020/11/21

あすなろ

99
過去に読んだ著者本と実は相当に被ってます。初めての方は良いと思います。但し、それは置いといて、やはり本好きの方の語る内容は示唆に富み、面白いものではあります。教育+教養=より良い生活・本は、人や旅に比べ、経済効率が著しく高いという点・週末のゴルフやテレビは早くから捨て読書・現代本読んで分からなければ書いた人間がアホ・国務長官が大統領執務室に入る前に、もう一度メモに書き出すエピソード等である。普段から本好きなら共感得られる点多いのでは。また、本好きならではの共感出来ないところもありますが。2017/07/25

KAZOO

95
余り押しつけがましい読書方法ではなく万人向きに書かれていて参考になります。古典の選び方では、「サザエさん」がとり上げられていて、むかし政治学の先生がやはり参考文献に挙げられていたことを思い出しました。ただ「本と「向き合う」」というところでは私の読み方とは異なる、1行たりとも読み飛ばさない、ということを書かれていたので少し反省しています。まあ本によって読み方を変えてください、ということなのだと思いますが。2015/03/07

molysk

84
1万冊以上を読んできた出口さんの読書の流儀。教養を身に着けるためには「本」。なかでも長い年月を生き残ってきた古典は、外れが少なく、入手が容易で、時間と空間を超えた追体験が可能な、優れた存在、とここまでは同感。興味深いのは、本の読み方。本は頭から、一文一文、一句一句を納得できるまで丁寧に読みこみ、目次はほとんど読まない。これは詳細の把握に優れた、ユングでいえば感覚型の読書なのでは。概要の理解が得意な直観型を自覚する自分の読書は、目次が起点となる「本を読む本」に近い。タイプの差による読書術の違いが面白い。2021/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8284684
  • ご注意事項