角川ホラー文庫<br> 8番目のマリア

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角川ホラー文庫
8番目のマリア

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041016435
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「罪を告白し懺悔せよ」。幼なじみ六人とともに七角形の部屋に閉じ込められた神崎青史が参加させられる、命をかけた多数決。ゲームを仕組んだのは誰なのか、戦慄の心理戦の先に潜む衝撃の真実とは!?

内容説明

目覚めると7角形の部屋にいた中学時代の同級生7人に、仮面をかぶった人物が告げる。「皆様方のチャクラには悪しきカルマが蓄積しています。7人に共通する罪を告白して浄化するとともに、罪の主犯を多数決で決めてください」7色の椅子に拘束され、迎えた1回目の投票、最多得票の元同級生は首を吊られて殺された―。戦慄の心理戦の先に浮かび上がる真相とは!?驚愕のラストまで、一気読み必至のシチュエーションホラー!!

著者等紹介

美輪和音[ミワカズネ]
東京都生まれ。青山学院大学卒。脚本家として映画「着信アリ」シリーズを手がける(大良美波子名義)など活躍後、「強欲な羊」で第7回ミステリーズ!新人賞を受賞。受賞作を連作化した『強欲な羊』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

133
あまり高くない評判通りに、いろいろ残念で勿体ない…目覚めると有無を言わさず始められるデスゲーム。拘束された7人共通の罪を告白した後、各々の投票により首謀者を断罪…処刑順とか黒幕なんかも結構ベタな展開で深みはあまりない。虹になぞらえた人物名やキリスト教に悪魔要素など絡めていくのは興味深いが、何せ後出しの事柄ばかりで話が広げられるから、結末だけ確認するべく読んだ感じ…それにしても何とも身勝手で自己弁護に終始する擦り付け合いが浅はか過ぎて読むに絶えなかった…個人的に美輪さんに求めてるのがこれじゃないことは確か…2020/04/18

あも

73
何だこりゃ。友人グループ7人が結婚式の後、気付くと首に縄をつけられ、出口のない部屋に閉じ込められ、蛇の仮面をかぶった人物に謎のゲームに参加させら…いや、こんな話どれだけ巷に溢れてるよ。といって特に驚く展開も仕掛けも皆無。あー、はいはいデスゲームってこんな感じ!なスタンダード要素をかき集めて書いたとしか言いようがない。7人が青史やスミレ等、虹の色の付く名前で、原因らしき人物が真白…。細部に至るまでパクリとまでは言わねど、どこかで見たような要素ばかり。綺麗に収束して読みやすいのでデスゲーム初心者にはおススメ。2017/10/13

mihya

58
読む前に、面白そうかどうかを判断しようと感想を見た。もちろんネタバレは読まない。ネタバレ設定していないのにネタをバラしている感想があり、残念ながら、楽しさ半減…いや、それ以下だった。ネタバレした方には、罪の告白と懺悔を求めます。 本来の楽しみ方が出来れば、きっと面白かったと思う。残念でならない。2022/10/25

らむり

49
密室相互殺人サバイバル?もの。美輪さんの割にはグロくないな。。と思ってたら、ラストで理由が分かりました。読後感はちょっとモヤモヤ。2014/05/27

きっしぃ

42
デスゲームものは好きだけど、ゲームの仕組みはほとんど人狼ゲーム。集められた元同級生の7人の男女、7人に共通する罪を告白し、その罪の首謀者を投票する。7人のキャラクターと、吊られる順番もなんだか形式的通り。推理で頭使うことなく読めるから、時間潰しの読書にはちょうど良かったかなー。2019/01/07

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