内容説明
美しいアヤ。森鴎外訳『ハムレット』の中の詩「オフィーリアの歌」を読む彼女に、誰もが恋をした。そう、ミチも。そんなアヤがある日、姿を消した。女生徒たちは、消えた彼女に導かれるように、真夜中にアヤの写真にキスし、次々と消えてゆく。ミチはアヤの幽霊から「私の呪いを解いて」というメッセージを受け取るが―。これは神隠しなのか、それともアヤがかけた呪いなのか。女の子だけにかかる呪い、その正体とは。
著者等紹介
大塚英志[オオツカエイジ]
1958年、東京都生まれ。まんが原作者、編集者、国際日本文化研究センター教授、東京大学大学院情報学環特任教授、東京藝術大学大学院兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みんち
18
前々から気になってはいたのだが、なかなか手に取れずにいた大塚英志氏の「零(ゼロ) ~女の子だけがかかる呪い~」をようやく読了。これは2014年に公開された同名の劇場用映画の原作に当たる小説で、単なるノベライズではないところがポイント。そのために実際に公開された映画版とは内容的に微妙な差異もあるらしいのだが、映画の方はまだ未見なのでそのあたりも踏まえて後ほど確認してみたいと思う。古くからの伝統が守り続けられている聖ルーダン女学園は、厳格な校風でも知られる小中高の一貫校で2017/06/29
友和
17
映画を見たので読みました。ホラーというよりゴシック系な感じで、眼帯少女のミチのイラストがとてもいい感じで、あとがきもいつもの大塚節で悪意がこもってよかった。2014/10/22
日奈月 侑子
16
映画の方を先に見たのであんまり期待はせず読み始めましたが、寧ろそっちを先に観ておいて良かったかな…という作品でした。何だか全体的に、花の集合体みたいに輪郭が曖昧なのに女の子同士のそういう部分を書いてる所為か、そういうシーンは映画で観たより妙に生々しさを感じてしまった…; 登場が凄く突然に感じた唐津や槙野の二人はひょっとして、著者の別作品からのキャラなのかなと思っていたらあとがきでそう書かれていて、個人的にはそちらも気になりました。 個人的な印象として『零』とは全く別の物だと思いましたが、まあこれはこれで。2015/04/02
☆kubo
15
ゲームはやってないけど、映画の予告を見てちょっと見てみたくなったのと大塚さんのノベライズって事で読んでみた。うーん、雰囲気はいいのでやっぱり映像で見た方が良かったのかな?なんだか読みにくくてすんなり世界に入れなかったです。2014/11/18
よしりん
14
映画の予告CMが面白そうだったんだけどホラーは読めるけど見れないからわざわざ買ったけど全然ホラーじゃないしレズ話ばかりで読むのが苦痛でなかなか進まなかった。買った本じゃなかったら途中でやめてたな、読むの(-_-)2015/03/01