内容説明
凄まじいパワーを持つ霊が出現する東京・大田区の「幽霊ゲームセンター」、関東最恐の心霊ゾーン「Y霊園」、“出る”ので有名な「Oホテル」で百物語会を開催、関西でもっともヤバい「大阪I山トンネル」、呪われた廃墟「K観光ホテル跡」…。体を張って霊を挑発する命知らずの男・ギンティ小林が、またもや怪異の現場に敢然と殴り込み。そしてついに、幽霊の手形と動画を撮った!さらに、今だからこそ語られる驚愕の事実とは…!?
目次
第1章 幽霊ゲームセンターの四階で起こった十二の話
第2章 遠野の狐狸妖怪にまつわる十五の話
第3章 渡女のいるホテルで百物語会を開く九の話
第4章 関東最大の心霊ゾーンY霊園をめぐる五つの話
第5章 『新耳袋第五夜』収録「庭」に関する二十三の話
第6章 大阪I山トンネルで幽霊の手形を取った二十の話
第7章 呪われた廃墟ホテルにリベンジする十の話
ボーナストラック
著者等紹介
ギンティ小林[ギンティコバヤシ]
1971年生まれ。ライター。雑誌「映画秘宝」(洋泉社)をはじめ、多くの雑誌で記事、コラムを執筆。得意ジャンルは映画及び心霊スポット突撃ルポ。男の墓場プロダクションに所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みくろ
21
これの前に肝試しを題材とした本を読んだので、肝試しといえば"殴り込み"でしょう!と久々に手に取った。いい年のおっさん達が心霊スポットでビビりながら不謹慎かつおバカな挑発をするというコンセプトはあいかわらず。ある意味リアリティがあって良いと思うが、結果としてものすごい心霊映像が撮れるような事はない。しかし、やはり生の現場の雰囲気、DVDだけでなく文章で読んでもその怖さは伝わってくる。それにしても今作で一番怖いのは○○ちゃんこ(名前を出すのも怖い…笑)。今回は「2!」の話が主ですが、またDVD観たいなあ。2015/05/22
Kao
11
新書版勝手にしやがれの後日談や新エピソードなど、とても怖く、面白く、楽しめました。正直、新書版を持ってるので文庫版はいいかな?って思ってたけど、やっぱり買って良かった( •̀ .̫ •́ )✧2014/08/07
さといも
9
読書メーターに登録して初めて登録した本です。 DVDも見ているけれど本でも面白い。どんどん不謹慎さがアップしてます。1人で廃墟に入り挑発するとか…気の毒にとも思うけど、少し羨ましく思うのはなぜでしょう。 再読でも笑わせてもらいました。2017/07/29
はる
6
書籍版は持っていましたが、書籍版にはなかったエピソードがたくさん書き加えられていると知って購入。書き下ろしエピソードが恐すぎ。とくにゲームセンターのボーナストラックと愛犬家連続殺人事件。今回も恐怖と笑いのブレンドがすばらしかったです。次回も期待!!!!2014/09/22
はちくま
6
毎回楽しく読んでいるのですが、あまりにとんでもないことをやっているので、お体の調子は大丈夫なのか?とか、よけいな心配をしてしまう。読む側としては、メンバーのやりとりもコミカルだし、「場所」としての怖さなので、震えて眠れなくなるほどではないのもありがたい。玉の輿にはのれなくていいから、座敷わらしとは遊んでみたいなあ。怖かったのはやはり、埼玉愛犬家連続殺人事件の章ですかね。2014/08/03