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出版社内容情報
嘘と幻術を操る虚幻士クラウスは、神々から命を狙われる姉のリンデと共に逃亡の旅を続けていた。クラウスは反撃を試みるべく、かつて神と敵対し、封印されていた魔狼マナを蘇らせようとするのだが……!?
内容説明
神々に故郷を滅ぼされ、その追っ手から逃亡するクラウスと姉のリンデは旅の途中、氷の棺に閉じ込められた銀髪の少女と出会う。それはかつて神々と敵対し、封印されていた魔狼マナだった。「人間、貴様喰らってやろうか」封印を解き放つも、殺意を向けてくるマナに対しクラウスは悠然と言い放つ。「お前にとって俺が必要だと教えてやる…!」クラウスは命がけの交渉で伝説の魔狼を仲間に引き込もうとするのだが―!?
著者等紹介
八薙玉造[ヤナギタマゾウ]
1979年生まれ。大阪芸術大学卒業。第6回スーパーダッシュ小説新人賞にて『鉄球姫エミリー』で大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七月せら
12
嘘と幻を駆使して非力な人の身で神々と戦うクラウスの飄々とした策士の雰囲気、時々見せる幼い素顔、リンデお姉ちゃんへのちょっと行き過ぎた愛情も含めて諸々、とてもツボでした。そんなクラウスを優しく見守る幼い姿の姉リンデ、クラウスと信頼関係を築きつつある魔狼マナ一行の神話殺しの旅、勢いで楽しめるライトな北欧神話ベース(?)の物語です。2018/09/30
シュエパイ
6
心と体の全てを振り絞り、犠牲にささげてなお届かない神話の主たちに立ち向かう姉弟と、全てを喰らう魔狼の物語。あぁ、とっても絶望的な状況過ぎる中、戦神テュールに挑むドキドキするバトルでしたよ!ラグナロクが訪れたはずの世界で、一体全体、この神話の主たちはどんな『嘘』をはきつづけているのか、続きが取っても楽しみなのですー♪2014/06/29
晦夢
5
嘘を巧みに操るクラウスは魔狼を味方につけ神々に挑む。リンデ可愛すぎんだろ。何だこの可愛い生き物は。この姉いいな。2014/08/28
あさい
4
超絶シスコンの弟が、神に何故か追いかけられる姉のために神を倒そうとする話。ねーちゃん大好き主人公がいっそ面白い。ブラコンの姉妹やシスコンの兄はよくみるけれどもシスコンの弟ってあんまり見ないので読んでて面白かった。前半はダイジェスト風味だし何故追いかけられているかに関しては過去の回想でなんとなく察してねっていうかんじだったので勿体無い感じがする。説明がかなり足りてなかったけれど、主人公のキャラや力はないけれども嘘や口先三寸でなんとかしようとするキャラは好きなので面白かった。2015/10/22
こひな
3
神話を絡めたライトなアクション。キャラは好きだが、説明不足が目立ってイマイチかな。星32017/01/01