出版社内容情報
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第2巻は「飛鳥~奈良時代」。
内容説明
6世紀半ば、仏教が伝来し、仏教を深く信仰する聖徳太子は、蘇我氏とともに十七条の憲法や冠位十二階の制度によって新しい国家を造りあげようとします。その後、中大兄皇子による大化の改新、壬申の乱など血なまぐさい争いを経て、中国の制度を取り入れた律令国家ができ、日本という国号や天皇号が初めて使われるようになります。本巻では、飛鳥時代から大仏が造立された奈良時代までを見ていきます。
目次
第1章 仏教伝来と聖徳太子(物部氏と蘇我氏の対立;広がる仏教;聖徳太子と新しい制度;遣隋使小野妹子)
第2章 大化の改新(蘇我氏の繁栄;中大兄皇子と中臣鎌足;改新の詔;白村江の戦い)
第3章 律令国家を目ざして(壬申の乱;律令国家のはじまり;大宝律令;平城京の完成)
第4章 奈良の都と大仏造立(長屋王の変;大仏の開眼;遣唐使と鑑真;称徳天皇と道鏡)
もーっと歴史が分かる!わくわく特別授業(なるほど図解「平城京の復元図」;ここに注目「スポーツのうつり変わり」;おしえて!先生(Q&A)・年表)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
1巻で古墳時代まで駆け足でおさえてあり、娘が埴輪と土偶を混乱。あ~…自分もそうだった。ロスト・イン・漢字。聖徳太子がいかにすごい人だったかをぐいぐい紹介してあるんですが、仏教に疎い関東の四年生。奈良とか京都とか西の文化に対してまだ理解が足りず。う~む、近々行きたいなあ。 2021/04/07
月の実
27
図書館本。飛鳥〜奈良時代。やっぱり漫画で読むと流れとか分かりやすい。あまり詳しく知らなかった時代なので、漫画を読んでみるともっとこのあたりのことを知りたくなった。特に仏教について調べたいし、奈良に行ってゆかりの地を訪ねたい。2022/06/03
sofia
25
角川まんが学習シリーズ2。1より先に読む。聖徳太子、天智天皇、聖武天皇、道鏡失脚と満遍なくわかりやすい。2023/04/03
ショウジ
19
飛鳥時代から奈良時代まで。改めて歴史に触れてわかったのは、この時代仏教が重用されていたことです。今は誰もが仏教にふれることが時代。私も毎日読経させていただいています。いい時代にしてもらったなと感謝します。2022/05/09
Prince of Scotch
18
本巻では、6世紀後半から8世紀後半にわたる日本の歴史がフィーチャーされている。いわゆる古代史、天皇親政による律令体制の生成プロセスと伝来仏教の普及プロセスとが二つの大きな柱だ。神仏習合、推古朝、大化の改新、壬申の乱、大宝律令、平城京遷都などの主要事項がユーモアをまじえた漫画とともに解説されているので、歴史の大まかな流れをつかむ上で非常に分かりやすい構成になっている。内容も情報豊富で、オトナが読んでも充分ためになるオススメのシリーズです。2020/03/07