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内容説明
不思議な林檎の力を持つ孤独な少女・眼球抉子、通称グリコが生きる世界は、全知全能の「神」の力で、平穏を取り戻したはずだった―。グリコは林檎の力を失い、ごく普通の少女として過ごしていたが、ある日、この世界にいないはずの宇佐川鈴音と再会する。なぜまたこの世界に戻ってきたのか、彼女にもわからないという。しかし、鈴音との再会と前後して、町では「人食い鬼」と呼ばれる不審な人物が事件を起こし始めた。「ダメージヘア」と名乗る彼女は新しい敵なのか!?せつなくも深い絆で結ばれた鈴音とグリコ、そして賢木は、再び一緒に事件解決に乗り出す。殺原姉妹やブレイクサンたちも活躍(?)の特別番外編、期待に応えて登場。
著者等紹介
日日日[アキラ]
第1回MF文庫Jライトノベル新人賞、編集長特別賞を受賞。1986年生まれ。2004年から2005年にかけ、合計5社の新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
18
鈴音が目覚めた事により改変され、不死身ではなくなったグリコは受験戦争という平穏な日常に追われていたが、町に人食い鬼という化け物が現れたという噂を聞く。そこにいる筈のない鈴音が再び現れ…。後日譚長編。7つの器官の最後の一つ,神蟲天皇による終末戦争の再来…という設定は結構重い筈なんだけど、神蟲天皇の厨二病具合に26歳になった鈴音とかどこか抜けてて軽く感じたわw竜ゑちゃんも御貴が二人になって大変だねwジョーカーと願鳳の夫婦も日日日さんらしい変態ボケ要因になっちゃって…でも基本皆いい奴に改変されてて良かったw→2015/05/02
くろり - しろくろりちよ
8
<蟲と眼球>シリーズ6冊目、本当の最終巻。一度終わった物語の中で幸せになれなかった人たちに、もう一度。鈴音が神様の世界は、グリコが愛した世界はそういう優しい世界だから。今まで目を向けられなかった登場人物。幸せに暮らしていますか?と聞きたかった彼女たちのそのあと。新しい世界はどうですか、幸せですか。閉じてしまった物語にも続きはあり、生まれたものは生き続ける。日日日の世界感が強く滲んだ『そのあと』の世界。ほんのり心が温かくなる嬉しいプラス一冊。2013/02/09
ソラ
7
【読メ登録以前読了作品】*不思議な林檎の力を持つ孤独な少女・眼球抉子、通称グリコが生きる世界は、全知全能の「神」の力で、平穏を取り戻したはずだった―。グリコは林檎の力を失い、ごく普通の少女として過ごしていたが、ある日、この世界にいないはずの宇佐川鈴音と再会する。なぜまたこの世界に戻ってきたのか、彼女にもわからないという。しかし、鈴音との再会と前後して、町では「人食い鬼」と呼ばれる不審な人物が事件を起こし始めた。「ダメージヘア」と名乗る彼女は新しい敵なのか!?せつなくも深い絆で結ばれた鈴音とグリコ、そして賢2007/10/25
ねね
7
忘れ去られた女王の物語。前巻の続き、蛇足的な物語と書かれているけど私としては皆にまた会えて嬉しかった巻。特にブレイクサンとジョーカーの頑張りが、よかったなあと思う。あとムーンと梅ちゃん!!こんな世界があって救われた気持ちになれた。相変わらず蜜姫可哀相(汗)チョコパフェ食べて回復してくださいね(^^ゞ狂清は羽芽さんには変態行為はしないんだね…(笑)ハッピーエンドの物語。スピンオフ的な顛末で、ほっとできます2014/05/18
鬼神ザビエル
7
再読 久しぶりに日日日の作品読んだけど、心理描写と言葉の使い方が絶妙で面白かった。2014/01/14
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