出版社内容情報
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第15巻は「昭和時代~平成」。
内容説明
日独伊三国同盟を結んだ日本は、真珠湾を奇襲攻撃し、アメリカとの戦争に突入します。世界最大の工業国アメリカの実力は圧倒的で、日本軍はしだいに劣勢に立たされ、原子爆弾を落とされた日本は、ついに無条件降伏を受け入れます。日本は、連合国軍の支配を受け、戦争放棄を明記した平和憲法を制定します。講和条約を結んで独立した日本は、高度経済成長の時代に入り、経済大国への道を歩みはじめます。
目次
第1章 第二次世界大戦(日独伊三国同盟;太平洋戦争のはじまり;広がる戦線と戦時下の暮らし;東京大空襲)
第2章 敗戦からの出発(原爆投下と日本の降伏;占領された日本と民主化政策;冷たい戦争;サンフランシスコ平和条約)
第3章 成長する日本(高度経済成長;新たな国際関係と広がる外交;公害問題とオイルショック;経済大国日本の光と影)
第4章 わたしたちが生きる世界へ(国際問題の高まり;冷戦の終結とバブル崩壊;東に本題震災のつめあと;未来への希望と課題)
もーっと歴史が分かる!わくわく特別授業(なるほど図解「団地での暮らし」;ここに注目「大豪邸の歴史」;おしえて!先生(Q&A)・年表)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
28
ジブリっぽい絵だなあ…と思いつつ。当時の一般家庭を軸に駆け足で紡がれる第二次世界大戦~現代です。311までが描かれており、日本がまた徐々にきな臭さを増しているが、それは戦後ゆっくりと起きてきたことなのだ…というヒタヒタとせまる恐怖を表現していると思います。戦争の恐ろしさ、冷静な外交の必要性が小学生に伝わっているといいな、と感じました。2021/08/03
ショウジ
22
このシリーズも最終巻になりました。最終巻は第二次世界大戦から東日本大震災まで。自分にとって第二次世界大戦は歴史の一部だけど、大阪万博は自分の人生の一部、東日本大震災も自分の人生の一部です。自分が生きてきた世界が歴史の一部になったのだなとシミジミ感じられました。2022/07/21
なつ
16
小学生のための本。わかりやすいです。小中はぼーっとしていたし、高校も歴史はふわっとやっただけなので体系的に学べて勉強になりました。専門関連や映画鑑賞で勝手に溜まった近現代の歴史知識に流れを作ってもらえた感じ。この書籍では「戦争駄目だよね」ということが一貫して書かれています。植民地になったことのない稀有な国だということもよく分かりました。しかしWWⅡ以降の日本は戦争に向けて着実に歩んでいるのですね。今度のステップは〈有志連合〉。日本は馬鹿な選択をせず同盟国と友好国を結ぶ立場に立ってほしいな。#カドフェス192019/07/28
Yたろー
15
日本の歴史も最終巻。日中戦争の後期から東日本大震災まで。東西の冷戦が日本にもたらした好景気と、議論は忘れてはならない。日中戦争激化によって東京オリンピックが中止になった話が載っていなかったのは少し残念。2020/05/08
りなお
14
太平洋戦争、日本が降伏の判断が遅かった事がよくわかる。もちろん戦争自体ダメなのですが、被害をもっと減らせたのになぁと思ってしまう。東日本大震災まで描かれています。「震災と違って戦争は防ぐ事ができるのに…」徹底的に戦争反対を描いてます。そして歴史は繰り返されることも。より良い未来を作るために歴史を学ぶことがよく分かる一冊でした。2020/07/25