出版社内容情報
東大の入試問題や近年の歴史教育の現場で、今最も重視されているのは「歴史の大きな流れをつかむ」こと。歴史の流れがおもしろいほどよく分かる、最強学習まんがが誕生! 第12巻は「明治時代前期」。
内容説明
大政奉還した後もなお力をもっていた旧幕府でしたが、明治新政府が戊辰戦争で勝利し、新しい時代が始まりました。新政府は、四民平等を宣言し、廃藩置県を行って藩を廃止し、武士の世の中は終わりを告げました。新政府は、不平等条約を改正させるため使節団を派遣しますが、失敗に終わります。その間、日本の留守政府は、朝鮮への使節派遣を決めますが、これをめぐって政府は、分裂の危機に直面します。
目次
第1章 戊辰戦争と明治維新(王政復古の大号令;戊辰戦争、始まる;江戸城無血開城;明治維新)
第2章 富国強兵への道(版籍奉還と廃藩置県;四民平等と文明開化;学問ノスゝメ―学制の公布;徴兵令と地租改正)
第3章 新政府の外交(富岡製糸場、できる;岩倉使節団の派遣;欧米諸国との格差;征韓論をめぐる対立)
第4章 西南戦争―維新の終わり(沖縄県の設置と北海道の開拓;清・朝鮮との関係―国境確定;士族の反乱;西郷隆盛と西南戦争)
もーっと歴史が分かる!わくわく特別授業(調べて納得「日本初の鉄道開通」;ここに注目「通信手段の歴史」;おしえて!先生(Q&A)・年表)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Prince of Scotch
17
この巻では「王政復古の大号令」から西南戦争終結までの明治新政府黎明期がフィーチャーされている。650年続いた武家政権が終焉を迎え、支配階級であった武士がいなくなるわけだから、大争乱は避けられなかったと思う。明治維新の功労者であった西郷隆盛と大久保利通とが袂を分かち反目する「西南戦争」、前者は“戦死”、後者は“殉死”と言っていいのかなぁ、結果的に新時代を迎えるには二人の死は「代償」として必要だったんじゃないかと思ったりする。国家建設は次代の伊藤や大隈、山県らの手に委ねられることになる。2020/04/17
ショウジ
16
明治維新の頃の話です。この頃の変化は改めて読むとすごいですね。まさに維新だなと思います。また、海外への学びに行く力も馬力があるなと思いました。2022/07/14
りなお
16
明治維新。学校では駆け足になりがちな時代。何度か読めばかなり詳しくなる気がする。戦後教育を受けた自分は「錦の御旗」で戦意喪失してる人たちが理解不能。「国の基は学制、兵制、税制」わかりやすい。先進国(この時代は欧米列強)から学ぼうとする点は日本の美点ですね。2020/07/04
Yたろー
15
王政復古の大号令から西南戦争まで。文明開化によって日本の近代化が進められたが、明治維新に対する士族の反乱は大きかった。徴兵令では、士族を優先的に兵隊に行かせれば問題はなかったのではないかと思った。2020/04/27
れい
11
【図書館】間違って、11の感想を書いてしまっていたので、削除。岩倉具視使節団が諸外国現地を視察して新しい国家の礎を築いていったことがよく分かった。でも、話し合いではなかなかまとまらないもので、様々な要人が命を落としていった。2015/11/08
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