内容説明
元暴力団捜査係の刑事・遠沼が拳銃を盗み、留置場にいた女性を連れて失踪した。彼を追う特捜刑事・香月功は、“蛇の指輪”をはめた暴力団幹部に急襲される。何故か、東西の暴力団も遠沼を捜しているという。そのことを知った香月は、それぞれの組長の愛人達に接近。捜査のうちに明らかになる遠沼の正体と、“蛇の指輪”の悲しき因縁とは?暴力うずまく世界を警察手帳を持たずに捜査する“顔のない形事”シリーズ第18弾!
著者等紹介
太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌を経て56年に時代小説でデビュー。2012年10月22日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。