内容説明
生き別れの弟である将軍の企みから逃れ、天ぷら長屋に戻った銀次。しかし、ある日やってきたのは、瓜二つの将軍その人だった!?銀次が影武者を引き受けるまで城に帰らないと居候を続ける将軍を、あきれながらも憎みきれない銀次たち。そんななか、訪れた吉原で篭城事件に遭遇した2人は、自分たちの手で解決すべく籠城先に忍び込む。人質を取られ絶対絶命のその時、将軍の秘策が…!一気読み必至のシリーズ第3弾!
著者等紹介
牧秀彦[マキヒデヒコ]
1969年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。全日本剣道連盟居合道五段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
73
ふらっと銀次事件帳 「天かす将軍市中見習い」 3巻。2巻をとばして読んでしまい将軍と銀次が双子の兄弟にビックリ、銀次と将軍が江戸城で入れ替わりなんてありえない話、爽やか銀次さん展開が早くそれなりに楽しめるかな。2014/09/10
スプリント
8
ますます破天荒なストーリーになっています。ライトな時代小説ですね。登場人物がかなり増えたので次の巻では収拾がつかなくなりそうな予感が・・・。2014/10/04
あかんべ
8
前回までは、将軍家とは何のかかわりもないし、弟なんて知らない、って感じだったのがすっかり弟に翻弄された銀次。そこは瓜二つだしなんやかんや言っても、放っておけない兄弟愛なのか。こんなに簡単に城を抜け出せるのは、銀次にとっても頭の痛い問題だろう。2014/09/07
ううち
8
明るく爽やか。テンポよくて読みやすかったです。鷹匠ってカッコ良いなぁ。真名さんがこれからどう絡んでくるのか…?楽しみです。あまり良い印象じゃなかった上様が可愛く見えてきました。でも銀次の方が上手だったかな?2014/07/25
Ishiko
7
サクサク読めましたが、全体的に将軍の奔放な行動に振り回されたお話で、肝心の銀次の活躍がイマイチな感じで残念。2014/09/23
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- 和書
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