角川文庫<br> うちの執事が言うことには〈3〉

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角川文庫
うちの執事が言うことには〈3〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041014929
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

烏丸花頴がマイペースな父・真一郎から家督を譲られ、早半年。優秀だが相変わらず腹の内を見せない執事・衣更月にフォローされながら、他家との交際や資産の運用管理など、慣れない当主の仕事に奮闘する日々だ。父の名代で見舞いに行った病院で、はたまた遠戚の後継者問題の仲裁で、予期せぬトラブルに巻き込まれた花頴だったが…。反目しつつも信頼の糸が見え始めた若き主従に、最大の危機が訪れる!?上流階級ミステリー!

著者等紹介

高里椎奈[タカサトシイナ]
茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

96
図書館で3から来ちゃって、返却期限ぎりぎりに揃ったにも関わらず、結局3から読んじゃった。ひめありすは馬鹿なのか。でも、そのおかげで最後の言葉の重みが、二人の過程がより一層面白く読めました。表紙もだんだんと振舞いに優しさが見えるようになってきた。高里さんは他のシリーズもそうだけれど、敵対している相手とも割合仲良くやっているシーンが多くて、花頴が何度裏切られても利用されても赤目に近づいて行くので、どうしてそんな風にできるの?と思っていたけど、存外私達も裏切られたり嫌ったりしながら、一緒に居るのかもしれません。2015/03/10

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

62
面白かった!今までの中では一番好きかも。反目しながらも主従関係がなんとなく出来上がってくる様子がなんとも微笑ましい。前巻で不穏な様子だった赤目の策略が今回の巻で明らかになる。全てのキャラクターがちゃんと立っているので読みやすいし、昔からのしがらみも丁寧に描かれていてよかった。執事シリーズはこれで最後なのかな?まだ二人の関係は不安定だけれど、最後にパパンと鳳もでてきてしまったしなあ。もう少しこの二人の成長を追ってみたい気もするのでシリーズ存続に期待。2015/01/20

カロリーナ

59
☆3 シリーズ第3弾。発展途上の主従関係が織り成す上流階級連作ミステリー。前作が良すぎたせいもあり、前半はいまいち乗り切れなかったのですが、第3話で怒涛の巻き返し!どうなる、どうなる?と先が気になって仕方ない。赤目の話はもっと引っ張るものだと思っていたので、早々と真相が明かされ決着したのは少し意外。真一郎と鳳さんは何という人たちなの!全く敵わないわ~。仲直りは~、言ったのは当主ではないけれど、衣更月って忠実!そして、しれっと口にする言葉が一々ツボです。一区切りつき、今後どんな展開になるのか楽しみです。2015/01/25

hirune

57
花穎君の底抜けのお人好しぶりがまるでブラックホールのよう…^^;赤目なんぞの敵う相手じゃないよ。悪意をブラックホールに飲み込まれちゃった赤目はこれからどうするのかな?改心するのかしら☆しかし4歳の子の、しかも別にわざとじゃないのに逆恨みして復讐って、執念深すぎてもはや不気味だよ〜★赤目が花穎にファーストネームで呼んでもらえる日は来るだろうかどうだろうか??2015/05/15

ゆきちん

47
うちの執事シリーズ③とっても良かった!これ、完結編じゃないの?赤目編、完結。当主らしさとは?執事とは?互いに探りながらお互いを思う。ほかの使用人も。「うちの執事が言うことには…」のセリフも飛び出し、後にあんな言葉が続くのだとは。最後はちょっと感動したよ。かっこよかったよ、花頴。衣更月の笑顔が見れて良かった。次の巻からは更なる絆か、新たなる話題か。楽しみすぎる。気楽に読み始めたが、意外にハマっている。2019/02/01

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