内容説明
あああ―悲哀に満ちた泣き声とともに箱の中から現れる妖怪・箱女。出現したショッピングセンターの調査に向かった妖怪課職員・宵原秀也の前に、ド派手な女三人組が現れた。彼女たちこそが、今、世間をにぎわす謎の民間妖怪退治会社“揺炎魔女計画”。妖怪課の方針とは違い、妖怪を手荒に扱う危険な連中だ。そんな奴らの活動の背後に、なにやら市議会を巻き込む陰謀の影が…!?秀也の前に数々の謎と市政の壁が立ちはだかる。
著者等紹介
青柳碧人[アオヤギアイト]
1980年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。早稲田大学クイズ研究会OB。『浜村渚の計算ノート』で第3回「講談社Birth」小説部門を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
104
朧月市役所妖怪課その2。どんどん陰謀がめぐらされてきてます。次シリーズの方を先に読み始めちゃってるけど恋の進展はまだまだな模様。2018/04/29
雅
95
思いの外、盛り沢山の内容。妖怪はもちろん敵役や政治的駆引きに恋話。ユルさもあってサクサク読了2020/06/21
takaC
82
残り10ページで章がエピローグに変わった時点ですでに「続く」は予想済。もはや興味は次巻がいつリリースになるかだけ。早く読ませてよ。2014/08/17
hirune
75
なんだか陰謀が渦巻いていて、なす術もないまま終わった感じ。タヌキ親父策士だなぁ☆〈揺炎魔女計画〉のお姉さん方に妖怪のみならず妖怪課職員の面々まで退治されちゃいそうな勢い(彼らは半分くらい妖怪だからね)。これは次巻を早く借りて読まなくっちゃ、スッキリしない^^;2015/10/09
papako
66
まとわりつく妖怪が増えた宵原くん。1巻の最初に自治体アシスタントを目指して市民に夢を見るって志が感じられないよー。百足娘、どんな顔なのかしら。1匹可愛がって1匹追い立てるなんて。さて、だんだん長屋歪の活躍が目立ってきた!なんかお気に入りになってきましたよ。不穏な空気のまま次巻へ!2019/06/16