角川文庫<br> レディ・ガンナーの大追跡

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角川文庫
レディ・ガンナーの大追跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041013656
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

ウィンスロウ家の令嬢キャサリンは、旅先で知り合った風変わりな用心棒四人組にすっかり魅せられ、そのひとり“蜥蜴”のベラフォードの姿絵を描いた。しかしその絵は、用心棒たちを狙う秘密結社を呼び寄せてしまう。自らが起こした騒動を収めるため、父親が止めるのも聞かず飛び出したキャサリンだったが、手がかりを求め立ち寄った村の城館で囚われの身に―!?ファンタジーの名手が贈る、痛快無比の傑作アドヴェンチャー。

著者等紹介

茅田砂胡[カヤタスナコ]
東京都生まれ。デルフィニア戦記シリーズで小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

30
「差別」という重い問題を扱いながらも、メインはあくまで愉快痛快な冒険譚。窮地に陥ったとき、私もキャサリンのように希望を失わず勇敢に立ち向かえるか? 何より純粋で美しい心のままでいられるだろうか? くすっと笑ってしまうようなオチまであり、今後の展開が楽しみ。2014/12/10

あゆみ

29
★★★★★ 登場人物が増えすぎて覚えきれないので巻頭にキャラデザと一言紹介つけてほしい。本人には悪意のない純真無垢な言動であっても、それを見聞きした人が悪事に利用する原因になった場合、 他人の秘密をさらす言動をしたことをもっと責められるべきだと思う。今回キャサリンは自らの不注意を反省しているのでそれはいいとして、周りが寛容すぎな気がする。相変わらずの悪が裁かれる展開や、主要メンバーが最初は別行動でも最後は合流して一緒に戦う展開が好き!2016/03/02

絳楸蘭

24
同じ「人」同士でも相容れないことが起こるのに、それが「変身できる人々」とだったらもっと大変だということを突きつけてくれた巻だ。知識として知っている、何かで聞いたことがある、読んだことがあるじゃダメ。実際に体験してみないときちんとわからないことってたくさんある。そのことを今回キャサリンは悲しい思いをしながらも実感したんだと思う。誰もが皆他人を思いやり、受け入れ、優しく接するというのは理想であり現実ではあることが難しいものだと知った14才の少女の胸のうちは計り知れない。→2014/11/03

るぴん

23
キャサリンが授業で描いた、形態変化後のベラフォードの姿が発端となり、異種人類撲滅委員会や怪しい団体が動き出す。相変わらず茅田さんは偉そうな悪役を描くのが上手い。最後に制裁が下されるのはわかっているけれど、それでも嫌な奴らには心底腹が立つ!そしてさっきまで笑顔で親切だった人々が手のひらを返したように攻撃してくる様子が、本当に怖かった(゚д゚lll)魔女狩りってこんな感じだったんだろうな…。複雑な現実を知り、それでも自分が信じる道を進むキャサリンの毅然とした態度が好ましい。続きも楽しみ♫2015/02/28

ソラ

21
このお嬢様、人間にしとくのもったいない…。他の登場人物みたいに特殊能力があってもおかしくない。あ、無謀とも言える正義感が相当するか。 あれだ。知っているだけ、読んだだけ、じゃダメだよな、体感しないと。何が正しくて何が間違ってるのか分からない。今作の『差別』は、重くのしかかってきたけど、それを吹き飛ばす勢いのキャサリンが素敵すぎる。2014/11/23

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