出版社内容情報
日本人の心の原点――チャンバラを堪能する。
逢坂剛、川本三郎、菊地秀行、永田哲朗、縄田一男、宮本昌孝の文士六人衆が、時代劇の醍醐味を熱く語る、チャンバラ映画の入門書。
時代劇(チャンバラ)に魅せられた男たちが、時代劇に寄せる熱き思いを語る、時代劇鑑賞の入門書。
▼時代劇は、日本映画の華、世界に誇る日本固有の文化である。しかし、かつて栄華を誇った時代劇も、最近『たそがれ清兵衛』や『座頭市』が話題になったくらいで、今や絶滅の危機に瀕している。
▼そこで、時代劇の魅力を広く伝えるため、六人の文士が立ち上がった。
▼熱筆を振るうのは、逢坂剛(小説家)、川本三郎(映画・文芸評論家)、菊地秀行(小説家)、永田哲朗(ジャーナリスト)、縄田一男(文芸評論家)、宮本昌孝(作家)による「六人のチャンバリスト」。
▼巻頭の座談会では、好きな俳優、必見の名作など、各自の思いをぶつけ合う。残りの各章では、それぞれの視点から、スター列伝、時代劇鑑賞のポイント、時代劇に関する考察などを紹介する。
●第1章
[座談会]時代劇を語る――六人のチャンバリスト
●第2章 チャンバラスター興亡史――永田哲朗
●第3章 時代劇と西部劇――菊地秀行
●第4章 股旅ものの魅力――川本三郎
●第5章 逢坂剛のチャンバラ私史「新選組は今日も行く!」――逢坂剛
●第6章 僕、大河ドラマのファンです。――宮本昌孝
●第7章 忠臣蔵から集団抗争時代劇へ――東映時代劇の終焉――縄田一男
内容説明
日本が世界に誇るべき「時代劇」。しかしその時代劇が今、絶滅の危機にある。貴重な文化を守るべく、熱き思いを持つ文士たちが決起した。現代の侍、逢坂剛、川本三郎、菊地秀行、永田哲朗、縄田一男、宮本昌孝の6名が、時代劇の魅力をとことん語り尽くす。
目次
第1章 座談会 時代劇を語る(六人のチャンバリスト)
第2章 チャンバラスター興亡史(永田哲朗)
第3章 時代劇と西部劇(菊地秀行)
第4章 股旅ものの魅力(川本三郎)
第5章 逢坂剛のチャンバラ私史「新選組は今日も行く!」(逢坂剛)
第6章 僕、大河ドラマのファンです。(宮本昌孝)
第7章 忠臣蔵から集団抗争時代劇へ―東映時代劇の終焉(縄田一男)