角川文庫<br> THE NEXT GENERATION パトレイバー〈1〉佑馬の憂鬱

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角川文庫
THE NEXT GENERATION パトレイバー〈1〉佑馬の憂鬱

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041013250
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

警視庁警備部特科車両二課──通称「特車二課」は、存続の危機にあった。警視総監の視閲式で、特車二課の二輌のレイバーが放った祝砲が、式典を破壊する事件が起きたのだ。そんな中、緊急出動が命じられた!

内容説明

警視庁警備部特科車両二課―通称「特車二課」は、存続の危機にあった。あの悪夢のような出来事が起きたのはふた月以上前。装備総点検と称した警視総監の視閲式で、特車二課の二機のレイバーが放った礼砲が、式典を破壊する事件が起きたのだ。実動すらままならないレイバーを抱え、特車二課は風前の灯火。そんな中、立て篭もり事件が発生し、緊急出動が命じられた!押井守と山邑圭による新世代のパトレイバー、文庫書き下ろし。

著者等紹介

押井守[オシイマモル]
1951年東京都生まれ。アニメーション・実写映画監督。数々の劇場作品を手がける。2004年に『イノセンス』が、カンヌ国際映画祭コンペティション部門にノミネート、08年には『スカイ・クロラThe Sky Crawlers』がヴェネチア国際映画祭コンペティション部門にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

30
長期的不況で手間と金のかかるレイバーはお払い箱になっていた2013年東京を舞台に、特車二科も第二小隊のみがかろうじて存続という実写版映画のノベライズ。野明や遊馬ら初代で今も第二小隊に残ってるのはシゲさんのみ。最少人員で過酷な任務をこなす似たような名前の三代目たちの、思うようにいかない鬱屈が描かれていますが、初代メンバーの消息もちらほら。1巻は置かれている状況の説明がメインで、ラストに初代のある人物が現れ、話として動くのは次巻からでしょうかね。登場人物は変わっても、雰囲気やらしさは残ってるかなと思いました。2014/03/28

山犬

20
押井ワールド全開!24時間勤務とはよく体が持つと思う。2015/10/15

瀧ながれ

20
「押井守が描きたかったのは、こういう『パトレイバー』か」というのがいちばんの感想。コテコテのキャラクターの物語(ロボットは立つのがやっと)。勤め人の苦悩とか、勤め先の人間関係とか、これは確かに、初代の特車二課の日常ではない。…「篠原遊馬」の幻に追い立てられるように日々を過ごす「塩原佑馬」が、どう成長するのかしないのか、わたしの評価はそれを見届けてから。2014/04/04

文花

18
ふむふむ…第弐章の内容も少し入ってるね。展開は原作を意識した、ファンサービス的。2巻も早く読みたいな2014/04/19

ホシナーたかはし

10
私を含むリアルタイムでパトレイバーを楽しんでいた人間が、これからパトレイバーを楽しもうとする人間に「あの頃は~」と昔話をするように。バブルがはじけた後で、バブル絶頂期を知る人間がバブルを知らない人間に「バブルがはじける前は~」とかつての栄光を自慢げに話すように。そんな話を聞かされる次世代の若者の憂鬱と葛藤を書いているように思えます。作家はまるで、かつてのメンバーを出すつもりが無いように話を進めますが、ラストで「彼」らしき?人を出したのは、パトレイバー愛好家へのサービスのようでした。2014/03/26

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