出版社内容情報
春、江戸で次々と不審な死体が見つかる。死体の背中からは彼ら自慢の刺青が幻のごとく消え失せていたのだ。その絵柄はそれぞれ見事な龍の姿。彼らは生前、刺青に魂を取られると怯えていたらしいのだが……。
内容説明
櫻咲き乱れる春、江戸で次々と奇妙な死体が見つかった。彼らの背中からは揃って自慢の刺青が消えていたのだ。失くなっていたのは見事な龍の画。この頃、男の一人は龍に魂をとられると怯えていたという。話を聞いた石燕は、鏡花と怪事の源を探り始める。やがて浮かび上がってきたのは、ある彫師の存在。だが、いつもは石燕に協力を頼んでくる塗楽が、この件にだけは関わるなと告げて姿を消し…。急展開の妖怪活劇、第3弾!
著者等紹介
神護かずみ[ジンゴカズミ]
1960年愛知県生まれ。國學院大學卒。2011年『人魚呪』で遠野物語100周年文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めにい
5
まだまだ続くのですね。2015/08/26
紅羽
3
ここで続くとは…。どうにも気になる終わり方でソワソワしてしまいます。石燕の件が大体一段落したので、今度はご隠居や鏡花にスポットが当たりました。まさかまさかの連続で、先の展開が読めません。龍の毒と戦う鏡花、どうなるのでしょう。2015/03/18
読生
1
https://booklog.jp/users/toutoyo/archives/1/40410127752020/08/07
あいちょ。
1
図書館。 壺怪々。 虚針。 地支遷魂。 2019/04/08
bvbo
1
今までで一番面白いと思ったところで「続く!」とは〜!塗楽のご隠居は早く解決するように。☆☆☆2015/06/14