出版社内容情報
はからずも幕府と密貿易組織との対立に巻き込まれる雪乃の運命は?!愛する夫に会いたい。それだけを望む雪乃だったが、花魁道中の豪奢な衣装に目をつけ禁制品摘発を進める幕府と密貿易組織との抗争に巻き込まれ命を狙われる。すべての謎が解き明かされる人気シリーズ第三弾。
高山 由紀子[タカヤマ ユキコ]
著・文・その他
内容説明
もしも生きているのなら、死んだはずの夫に一目会いたい。ただそれだけを望む雪乃だったが吉原花魁道中の豪奢な衣装にからんだ禁制品の摘発を進める幕府と、大がかりな密貿易組織との抗争に巻き込まれ、命を狙われることに。背後ですべての糸を引くのは敵か味方か?やがてたった一つ残された、夫の形見の観音像が、思わぬ運命へと雪乃を導いていく―。すべての謎が解き明かされる、書き下ろし人気長編シリーズ第3弾。
著者等紹介
高山由紀子[タカヤマユキコ]
作家、脚本家、監督。慶應義塾大学文学部卒業後「メカゴジラの逆襲」で脚本家デビュー。監督・脚本作品として「娘道成寺蛇炎の恋」がワシントンDCインディペンデント映画祭で最優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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真理そら
44
めまぐるしい環境の変化の後、吉原の代書人になった雪乃。設定はとても興味深いのになんとなく雪乃のキャラ立ちが弱くてもったいない感じがした。でも、絵を描くことについての描写が楽しくて興味深く読んだ。最終巻を読み終えてから作者が有名な日本画家のお嬢様なのを思い出して、なる程と納得した次第。2019/11/08
カピバラ
24
旦那には再会できたけど、なんだかなーという気持ちにさせられた。梅枝の嫉妬はさもありなん。雪乃のような女性は女性の反感を買いやすいのかもですな…2015/02/06
みちゃこ@灯れ松明の火
11
何となく不完全燃焼な小説でした。役者は揃っている割には上手く使いこなせていなくて残念だった。もっとじっくり練って欲しかった。きっと面白いお話しになったと思う。続編あるけど、どうしようか考え中。2016/07/02
なっちゃん
10
大風呂敷広げっちゃって、急いで拾い集めた感じ。粗い感じも抜けなくて残念。2015/04/30
あかんべ
7
広げた風呂敷を一気に閉じるような展開。急いで決着をつけたみたいで、岡部が雪乃を迎えに来たのには、なぜと疑問が残る。この先はまだ続くのか、ちょっと微妙。2014/06/10
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