出版社内容情報
串屋の主にして元八丁堀同心の波之進は、悪党の押し込みを受け、一族郎党を殺された升屋の跡取り息子の命を救う。三十八文見世に売られていた盗品を手掛かりに盗賊団の足どりをつかもうとするのだが……。
内容説明
わけあって八丁堀同心を辞めた川路波之進は、妹の志乃と品川で串の見世「はし」を営んでいる。江戸界隈を荒らし回る盗賊の噂を聞いた矢先、三田台町の問屋に押し込みが入った。一族郎党の命が奪われる悲惨な事件だった。跡取り息子の新助は、他の見世で修業していたため難を逃れたが、失意のあまり海に入ったところを救け組に救われる。新助の境遇に己の過去を重ねた波之進は、盗賊たちの尻尾を掴むために立ち上がるが…。元八丁堀同心の料理人が捌くのは、味良き料理と市井を荒らす悪党ども。心に響く人情シリーズ第二弾。書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
倉阪鬼一郎[クラサカキイチロウ]
1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。短編集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務を経て、98年より専業作家。幻想小説、ホラー、ミステリ、時代小説を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ううち
7
あわわ((((;゚Д゚)))誰も感想書いてないの??今回も美味しそうなお料理がたくさんでてきます。お刺身食べたい!吉松はなんか怪しいと思ったんだけど…前作の南里先生といい、なんか引っかかりが。仇討に向けて話が進んできましたよ…!第3弾も発売が決まっているみたいだけど、その後も続くのかな?2014/04/08
ふみえ
6
お料理は美味しいけれど…。2014/04/30
izw
3
展開が早い、というか、安直というか、、、 3巻で完結だろうか。2014/05/07
壱分銀知恵
3
はれ!展開早い。もう仇討ちになるのかしら?しかし南里先生の胡散臭さは消えない。2014/04/27
文句有蔵
1
「平仄」のみならず、「骨法」「景色」「和気が満ちる」「ありがたく存じました」……。時代小説というか、作品の世界観というか、他の作家と一線を画するために、無理に馴染みの薄い言葉を使っているとしか思えない。何故なら同じことばっかり!言い回しているからだ。ろくに語彙もないのに引っ張りだした、「付け焼き刃」の見本といえる。耳障り、目障りだ。内容も今回は一段と説教臭い。シューキョー臭さえする。そして広げた風呂敷の始末に困った末はオカルト落ちかい( -_-)「母さん助けて詐欺」のパクりさえ可愛く思える質の悪さだった。2015/01/10