出版社内容情報
単位獲得のため、行方不明の講師を探すことになった志信。志信の前に、森蘭丸と柴田勝家の転生者と名乗る者が現れる!! 彼らは志信を織田信長の転生者だと言い出すが、失踪事件には武将たちが関わっていて!?
内容説明
連続死体遺棄事件が起こり、不穏な空気が漂う京都。瓜巣志信は、単位取得のため、行方不明になっている講師を捜すことに。そこへ森蘭丸と柴田勝家の転生者と名乗る者達が現れる。彼らは志信を織田信長の転生者だと言い出すが、志信は信じない。アパートに臣下達が強引に転がり込んでくるが、志信は怪事件の影に戦国の武将達が関わっていることに気づき!?時田とおる×hatsukoが贈る、歴史×ミステリー開幕!
著者等紹介
時田とおる[トキタトオル]
10月3日生まれ。第10回角川ビーンズ小説大賞奨励賞受賞。『俺の悪魔は色々たりない!』(受賞作改題・改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
黒猫
11
歴史(戦国)×ミステリーという帯に惹かれて購入。戦国時代が好きな私にとってかなりニヤニヤワクワクしながら読めました。特に「関ヶ原の戦いで、頑張った人」らへんのくだりは電車の中で必死に耐えたほど。笑さて、これはシリーズものなのかな?今回は登場人物紹介という感じだったので、次回があるならこれから楽しみ。あとイラストはもっと場面のイラストを描いて欲しかったな〜。2014/04/23
紅羽
11
帯の歴史とミステリーに惹かれて購入。織田信長に関係する戦国武将たちの転生者たちが次々と信長の転生者である主人公の周りに集い、事件を解決していく…という流れですが、そのミステリー部分はやや浅め。まだまだ始まったばかりなので登場人物の紹介編という感じですね。何となく重要なのは本能寺の変の真相を暴く事なのでしょうか。その辺りの記憶がない明智光秀がどうして信長を裏切るような事をしたのか…そこを考えると中々興味深い作品です。2014/03/06
U
10
テンポのいい会話とほどよく濃いキャラたちで面白かったです。話の流れも夢中になれてよかったなあ。ゲーマーすぎて浦島しちゃう主人公が好きです。信長も昔はうつけ者とか言われていたわけだし、けっこうそれっぽいのでは(笑)警察は行かなくていいのかよ!と思うものの、蘭先輩が勝先輩におまえはくだるなというところが好き。あと二アホモすぎない主従っぽい距離感がいいな〜。続き出てほしい。そして蝶姫……は……出ませんか……!2014/11/12
よっしー
8
表紙絵と戦国武将の生まれ変わり…という文言に釣られて読んでみました!! 志信の引きこもりっぷりは中々だったけど、それを動かした蘭と勝はさぞ大変だったんだろうな~。この二人はともかく、光秀と細川の生まれ変わりは本人とキャラが崩壊してると思わず笑ってしまいました(笑 信長に関わった人物はまだまだいるので…続編に期待します!! 何人かは配下にもなったし、志信の周囲は賑やかで退屈しなさそう。2015/02/27
なぎ
5
内容としてはとてもいい感じ。戦国時代が好きな身にとっては面白く、わくわく感もたまりません。とりあえず勝のキャラが良すぎてたまりません。可愛い犬のような人です(笑)そして細川忠興ですが…。彼はやはり何処の世界においても病んでますね。玉を想うあまり殺してしまう…史実でも忠興はそんな人なので思わず笑ってしまいました…←実はhatsukoさんの絵が大好きなのですが、イラストは躍動感がなくて残念でした…。ただ人を並べているように感じられるので、次回があるなら改善してほしいです。2014/04/07