出版社内容情報
日本のうつ病、スマトラ沖地震後のPTSDなど、4つの国を舞台に精神疾患のグローバル化が各国の文化に与えた衝撃とその背景を追う
科学的知識の普及か? 善意の支援か? 治療のための研究か? それとも金儲けか? ――アメリカ型の精神疾患の概念が流入して以後、各国で発症率が急増し、民族固有の多様な症候群や治療法が姿を消しはじめた……。日本のうつ病、スマトラ沖地震後のPTSDなど、4つの国を舞台に、精神疾患のグローバル化がそれぞれの文化に与えた衝撃と、その背景を追う。
【著者紹介】
イーサン・ウォッターズ:『ニューヨークタイムズマガジン』『ディスカバー』など多数の雑誌に寄稿しているジャーナリスト。サンフランシスコに妻子と在住。
内容説明
科学的知識の普及か?善意の支援か?治療のための研究か?それとも金儲けか?―アメリカ版の精神疾患の概念が流入して以後、各国で発症率が急増し、民族固有の多様な症候群や治療法は姿を消しはじめた…。4つの国を舞台に、精神疾患のグローバル化がそれぞれの文化に与えた衝撃と、その背景を追う。
目次
第1章 香港で大流行する拒食症
第2章 スリランカを襲った津波とPTSD
第3章 変わりゆくザンジバルの総合失調症
第4章 メガマーケット化する日本のうつ病
著者等紹介
ウォッターズ,イーサン[ウォッターズ,イーサン] [Watters,Ethan]
アメリカのジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』や『ディスカバー』、『WIRED』などに執筆。また、サンフランシスコに「作家のための洞窟(Writer’s Grotto)」というワークスペースを設立、ライティングの講師もつとめる
阿部宏美[アベヒロミ]
京都大学教育学部心理学科卒(臨床心理学専攻)。現在は九州大学人間環境学府にてうつ病に関連する遺伝子を研究するとともに、九州大学と共同して学際研究を訳している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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