角川文庫<br> からまる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041011720
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



千早 茜[チハヤ アカネ]
著・文・その他

内容説明

地方公務員の武生がアパートの前で偶然知り合った不思議な女。休日になるとふらりとやって来て身体を重ね帰っていくが、彼女の連絡先も職業も分からない。ある日、武生は意外な場所で彼女を目撃してしまう…(第1話「まいまい」)。妻に浮気をされた中年男、不慮の妊娠に悩む女子短大生、クラスで問題を起こした少年…。いまを懸命に生きる7人の男女。泉鏡花賞作家が複雑にからみ合う人間模様を美しく艶やかに描いた群像劇。

著者等紹介

千早茜[チハヤアカネ]
1979年北海道生まれ。立命館大学文学部卒業。小学生時代の大半をザンビアで過ごす。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で第37回泉鏡花文学賞受賞。13年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

319
大好きなタイプの連作短編集。ひらがなで綴られた各章のタイトルが、やけに色っぽい。みんな複雑にからまりながら、必死に生きているんだよね。2016/12/02

さてさて

224
『本当は傷つけ合ってもいいから、絡まり合わなきゃいけなかったのに、一人きりでこんがらがっていたのかもしれない』。七つの短編が人と人との絶妙な繋がりによって見事な連作短編を構成するこの作品。そこには視点の主を務める男女七人それぞれの生き様が描かれていました。それぞれの主人公たちがお互いの人生に影響を与え合っていく様が連作短編としての奥深さを醸し出すこの作品。そんな作品を彩る千早さんの鮮やかな比喩表現にも魅せられるこの作品。人は一人では生きてゆくことはできない、読後にそんな言葉を改めて思い浮かべた作品でした。2023/06/07

❁かな❁

211
【月イチ再読】千早茜さん大好きで最新刊以外全部既読。7編の連作短編集。各章の視点が変わり登場人物達のことが少しずつ見えてくる。緩やかにからまり合う関係。透明感がありしっとり湿り気のある雰囲気。千早さんは言葉にするのも難しいような想いも優しく淡く丁寧に描かれる。全ての章のラストが素敵♡「まいまい」「あししげく」良かった♪「ゆらゆらと」「うみのはな」で田村と華奈子の関係もいい。「ひかりを」で涙。絶妙なバランスで人間関係や本当の気持ちを描かれていて自然と気持ちに寄り添える。千早さんの作品の中でも特にお気に入り♡2018/06/23

ナイスネイチャ

202
連作短編集。揺蕩うしい雰囲気で生きて行くことに苦悩する主人公たち。生の裏側は死?性?無?凄い描写だなぁ~。特に金魚を死なせた下りは唸りました。2016/04/21

dr2006

122
人の肉体の内と外を隔てている「殻」は皮膚で、肉体は外へ出られない。一方で心は物理的な皮膚がないから、自尊心や自意識と言う名の殻が邪魔さえしなければ外に出られる。恋愛の概念は人それぞれだが、心のさらけ出し具合、絡みの深さで違うものとなる。他人と関わろとしない人は、他人が頓着しない自尊心を守ろうとしているのかもしれない。主人公達はみな、絡みあうことを避けず、傷つけあっても良いからからまっていく必要があったのだ。千早さんは2冊目、淡いようで艶やかな描写が好き、ちょっと観念的だけど瑞々しい。人と触れ合いたくなる。2016/12/06

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