出版社内容情報
大沢 在昌[オオサワ アリマサ]
著・文・その他
内容説明
冴木涼介、隆親子の「冴木探偵事務所」に内閣調査室からの依頼が。来日する東南アジアの島国ライールの王女・ミオの護衛をしてほしいというのだ。王位継承争いに巻き込まれた彼女は、命を狙われていた。殺し屋は2人。狙撃のプロ「ドリル」と爆破のプロ「ヒューズ」。奮戦する隆だが、何者かにミオをさらわれてしまう。決意を胸にライールに向かう隆。異国の地で彼を待ち受ける真実とは…!
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、名古屋市生まれ。慶應義塾大学法学部中退。79年「感傷の街角」で小説推理新人賞を受賞しデビュー。その後、86年『深夜曲馬団』で日本冒険小説協会最優秀短編賞を、91年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞、94年『新宿鮫無間人形』で直木賞、2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞を受賞。10年、日本ミステリー文学大賞を受賞。ハードボイルド、冒険小説を中心に幅広い分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takahiko
18
アルバイト探偵シリーズの初の長編。今回のお仕事は、王位継承に巻き込まれた王女が来日するので護衛する事に。ド派手で無茶なと思う展開も有りますが、細かいことは気にしないでサクサクと読み進むのがこのシリーズの楽しみ方。隆くんと王女がゲームセンターで遊んだのが、「アフターバーナー」でした。2014/04/17
はかり
11
今冊は痛快本だった。謎の国ライールから来たミオ王女の護衛をやる事になった冴木親子。狙撃者の魔の手から王女を守る。敵の手に落ちた王女を救助すべくライールまで飛ぶ。無事女王になったミオとの別れはリュウ君を泣かせる。いつになくプラトニックだったリュウ君は恰好よかった。2019/05/03
椎奈
10
≪2014.0503≫シリーズ第三弾は来日した王女のミオを守ること。隆のミオへの態度がほんとに今までとは真逆で、それほど本気なのかなって思った。だからラストでは胸が苦しかった反面、ミオがアンバランスだとしても証をつけていたことが嬉しかった。今回は長編だったからか、疾走感があって面白かった。あと無免許運転とかディスコとか今とは少し価値観が違うものに慣れず、違和感を抱いていた節があったけど、さすがに慣れてきてストーリーにすぐ入り込めた。2014/06/24
くり
7
今作は麻里も康子も出てこない。二人とは全然タイプの違うミオ相手にリュウの純情物語。海外へ飛び出したりして、なんかいつも以上のスケールです。たまにはこういうマジなリュウくんもいいんじゃないかしら。2015/09/08
こやま
7
リュウ君恋をする。ちょっと待ってーー!私はリュウ君&康子が好きなのに~!でもでも、面白かった。前作までは短編だったのに、今回は1冊通しての長編でした。でも全然一気に読めます。2014/08/15