出版社内容情報
佐々木 裕一[ササキ ユウイチ]
著・文・その他
内容説明
広島藩士の京嵐寺平太郎は、故郷の“たたり岩”の封印から解き放たれた魔王・真之悪太郎の行方を追っていた。ある日、長屋で大天狗と将棋をさしていると、上役の佐伯が飛び込んできた。将軍家重へ、宝刀を献上に上がった腰物奉行の家来が、宝刀を抜いて暴れ、斬られても死なぬというのだ。三つ目入道ら妖怪仲間と城へ急ぐが、この事件により、怪刀に秘められた悲しい過去と悪太郎の意外な正体を知る―。人気シリーズ第4弾!
著者等紹介
佐々木裕一[ササキユウイチ]
1967年広島県生まれ。2003年に架空戦記ものでデビュー。かねてより痛快時代劇の大ファンで、数多くの時代小説や歴史と文化の書物を繙くうちに物語が膨らみ10年に時代小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
12
【図書館】「雪女」「山婆」「疫病神」と妖怪退治に大わらわ、京嵐寺平太郎は今日も大忙し。 そこに宝刀献上に上がった腰物奉行の家来が大乱心、妖怪の匂いを感じ登城するが…悪太郎の正体が判る「怪刀平丸」、果たして平太郎は勝てるのか。 ますますシリーズ絶好調、このままお手軽なシリーズの継続を望みます。2015/02/18
ベルるるる
9
「人を呪わば穴二つ」・・・本当にその通りだと思う。 誰かを妬んだり、呪ったりすると、いろんな悪いモノが近づいてくると思う。 教訓めいたストーリーになってきちゃったね。2015/09/20
oyai
7
京太郎対悪太郎。江戸の町に次々現れる物の怪との戦いの短編集。おもわぬ悪太郎の正体!!何やら平丸と茶丸にも因縁が有るのだろうか?次巻からはいよいよ戦いは本番か?2014/02/07
ううち
6
第4弾。相変わらずおきんにされるがままの平太郎。正体は切ないものだったけど、真之悪太郎というわかりやすい名前にちょっと笑った。 雪ん子のお話が良かった。2018/03/28
よっしー
6
ついに真之悪太郎の正体が判明!! 個人的に意外な人物だったので、驚きです。 お話としては、今回は激しい闘いがあるわけでもなく、日常の一コマな感じでサクッと読めました。 怪刀平丸、また登場しないかな~。2014/07/08