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出版社内容情報
邪神復活の扉たるニースは、黒の導師との対決を決意する。彼女を過酷な運命から救うべく、スパークは仲間とともに同行を申し出る。その頃、ロードス全土を揺るがす大戦も決着を迎えようとしていた――
内容説明
邪神復活の扉であるニースは、己の運命に抗うべくバグナードに挑もうとしていた。スパークは彼女を助けようと仲間たちと同行を申し出るのだった。一方、ロードス島全土でくすぶり続けた大戦は最後の局面を迎えていた。フレイム、ヴァリスら連合軍がマーモとの決戦準備に入ったのだ。その中にはパーンとディードリットの姿があり、彼らもまた灰色の魔女との決着をつけようとしていた―長き冒険の果てに、ロードスの未来が決する!
著者等紹介
水野良[ミズノリョウ]
1963年、大阪生まれ。立命館大学法学部卒。大学時代より、ファンタジー世界とゲームに没頭し、各誌にゲーム紹介等の執筆を始める。88年『ロードス島戦記 灰色の魔女』でデビュー。以後のライトノベルに大きな影響を与える。小説、ゲームデザインと幅広い活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
97
Audibleにて。表紙の人物はパーンとディードリット。パーンは青年から大人の男になっている。マーモ帝国の宮廷魔術師バグナードに拉致された小ニース「ひとつの扉」は邪神カーディスの力で「不死の王」として転生を果たす。「灰色の魔女」カーラは邪神カーディスを顕現させようとするもパーン一行が到着し、そして…。敵役も純粋な悪人のキャラは稀で自分の信念で行動している。全てのストーリーは終結し大円団を迎え、さすが日本ファンタジーの金字塔に相応しいラストでした。古書は全巻セットで1万円程と高額でAudibleで聴け感謝。2025/02/25
Tak
23
一気読みにて完読 まさにオールスター戦のような一冊でした。記憶にある部分も無い部分もあり懐かしく読めました。パーンの物語でありスレイン一家の話でもあるのだな2019/12/15
山川欣伸(やまかわよしのぶ)
17
登場人物たちの運命やロードス島の未来を見事に描き切ったシリーズ最終巻。この中で、ロードス島の平和を守るために、聖騎士スパークとその仲間たちが、邪神カーディスとその手下たちに立ち向かいます。スパークは、自分の信念と正義を貫くために、多くの困難や苦悩に直面しますが、決して諦めません。スパークたちとカーディスの対決は、ロードス島の運命を左右する大きな戦いに発展します。2024/01/25
カマボコ
17
終わってしまった。正直ここまで楽しめるとは思ってなかった。今読んでも色褪せないのは、神々、国々、魔法、精霊、魔物、そして英雄、そういった世界感が細かく作りまれているからだろう。物語の終着点もいい。推しのディードの活躍は後半少なめだが全体的に満足である。続編がAudible版で配信されたらまた聴いてみようかな。2023/10/04
とちこ
16
敵味方関係なく勇者のオンパレード。まさにグランドフィナーレ。周りが偉大すぎてスパークがただのイキってる少年に見える(笑)1巻の出立から15年、冒険者は勇者になり…やっぱりロードス島戦記はパーン達の物語だなと実感。実は3感以降話の筋はほとんど忘れていたけれど、パーンの「ウッドの人生は誰のものだったのか」の心中、ウッドの「盗賊の俺が勇者英雄のお前らと対等に肩を並べて云々」のセリフは、記憶通りだった。強烈だったんだろな。アシュラムやっぱ格好良い。新ロードス読もうと思ってたけどクリスタニアにしようかしら。 2019/05/16