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出版社内容情報
カシュー王に「アラニア王になれ」と焚きつけられたパーンは、王の資質について悩みながら混乱の極みにあるロードス南部に向かう。そして戦乱の渦中にある三つの王国で王たちの戦いを目の当たりにする!
内容説明
アラニアの長引く内乱を憂えたカシュー王に「アラニア王となれ!」と焚きつけられたパーン。しかし、王の資質や在り方に疑問を持つパーンは、その答えを求めるようにロードス島南部に向かうのだった。分裂し、いまだ王位を巡って戦乱が続く連合王国モスのハイランド公国を訪れたパーンたちは、そこで最強を誇る竜騎士団をも脅かす存在を知る。それは原初の混沌の力を身に秘めた、いにしえの“炎の巨人”だった―
著者等紹介
水野良[ミズノリョウ]
1963年、大阪生まれ。立命館大学法学部卒。大学時代より、ファンタジー世界とゲームに没頭し、各誌にゲーム紹介等の執筆を始める。88年『ロードス島戦記 灰色の魔女』でデビュー。以後のライトノベルに大きな影響を与える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tak
22
テンポよく5冊目読破 あまり覚えて無いから新しい気持ちです楽しめたかな。3人の王に接し王にならないパーン。ディードが可愛い2019/12/10
アウル
14
この巻は、各国の王達の戦い方考え等をパーンが見て学び時には躓いたりしながらも成長し王という者について考え自分なりの答えを出す話。ディードがえらい積極的にパーンに寄って行ってるな。2014/01/18
まりも
11
この王道の中の王道とも言える展開が面白い。今回はタイトル通り王となる者たちが国の為に戦いへと赴く。シーリスとレッドってここで出会ってたんだな。国を亡くした元貴族の傭兵と国の為に旅に出た二人の出会いと戦いの中で得た絆はこれこそ王道ファンタジーといった感じだった。パーンたちもそれぞれ道へと旅立ち大きな戦いへと赴く準備への回として最高に面白かった。2014/01/03
とちこ
10
伝説でも聡明さ溢れていたジェスターの登場。若かった彼も竜熱に侵され余命幾ばくか…時間経過の残酷なこと。ハイランドは賢王を輩出する?だっけ?噂通りレドリックも素晴らしい王になりそう、奥さんには敷かれそうだけどwパーンを王に、のスレインの気持ちは分かるけど、この巻で描かれる三者三様の王とパーンは根本的なところで全然違う、それが読者に明確に提示されたという意味で、なかなかターニングポイントな巻だと思う。とかいって、実はこの辺子供の頃に読んだの全然覚えてない。次が最後、カーラってこんな最後まで出てこなかったか。2019/05/11
紫伊
8
3人の王たちの物語を通して王とはなにか問いかける物語。王であるが故の苦悩や責任を感じた。それぞれの王の決断はかっこよかったです。あとどんどんディードが可愛くなっていきますね。2014/06/15