出版社内容情報
そば屋の2階で女を人質に立てこもる事件が起きた。同心・新之助が男の説得を試みるが、男は聞く耳を持たない。その時、近くを通りかかった浪人・源三郎を見付けた新之助は、彼に協力を仰ぐが……。
内容説明
居酒屋の2階で女を人質にたてこもる事件が起きた。同心・新之助は、犯人への説得を試みるが、男は聞く耳を持たない。その時、近くを通りかかった浪人・藤次を見つけた新之助は、彼に協力を仰ぐ。犯人を捕まえた礼をと思い長屋を訪れると、藤次に「あの男、牢に入ることが目的だったのではないか」と言われる。念のため、調査を開始したものの、不審な点は見つからない。藤次の杞憂か…と思っていた矢先、牢内で病死体が発見される。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京向島生まれ。コンピュータ専門学校卒。「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゆみきーにゃ
67
タイトル読み。初読み作家さん。シリーズ一作目。すっごく面白くて一気読み。時代小説は初心者なので、わからない単語は辞書!何で俊太郎を育てているのか気になるのでシリーズ追いかけます。時代小説ハマりそう。2020/05/05
とし
51
江戸裏御用帖 「浪人・岩城藤次」 1巻。浪人の岩城藤次と南町奉行所定町廻り同心稲瀬新之助(八丁堀の助を無理やりさせている)との関係、稲葉稔さんの「よろず屋稼業早乙女十内」を思い浮かべるが、主人公岩城藤次は滑稽さはなく暗い過去がありそうな、1巻なので全容が見えてこないが面白そうな新シリーズの予感3月末に2巻が発売予定楽しみです。2014/03/17
ベルるるる
27
なぜ浪人になっているのか、なぜ子供を育てているのか、なぜその子供に対して厳しい修行を課しているのか、何もわからないままこの1巻目は終わる。気になるので2巻目を読む事にする。2017/08/28
岬
10
思ったより軽く読めた。あの親子の曰くが気になるところ。2014/03/01
めにい
6
第1巻のはずなのにそんな気がしない。当たり前のように過去が語られるので、もしかして前段を読み忘れているのではないかと不安になった(笑)。主人公がどうも暗くて、相棒は短気でずるくて、なかなか感情移入できないが、続きがあるなら読んでしまうかも。2014/04/08
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