出版社内容情報
待ち伏せを食い壊滅した「夜隠れ党」頭目の娘おせん。父の仇を討つため、裏切り者源三郎を狙う。一方、火盗改の竜之介も源三郎を追うが、手練れ二人の挟み撃ちに…大人気書き下ろし時代小説シリーズ第6弾!
内容説明
密告により、火付盗賊改方の待ち伏せを食らい壊滅した「夜隠れ党」。頭目の娘おせんは父の仇を討つため、裏切り者源三郎の命を狙う。一方、江戸では夜隠れ党と似た手口を使い、はるかに手荒な仕事をする賊が現れた。与力の雲井竜之介は、その頭として源三郎を追うが、手練2人の挟み撃ちに遭ってしまう。竜之介の「雲竜」は必殺の剣「鍔打ちの太刀」を破ることができるのか?大人気書き下ろし時代小説シリーズ第6弾!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。90年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。近年は時代小説、剣豪小説の分野で活躍。2012年、第1回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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とし
49
火盗改鬼与力「夜隠れおせん」6巻。仲間の裏切りにより「夜隠れ党」は壊滅するが、裏切者が新たに「夜隠れ党」に似た手口で夜盗働きをする。追う火盗改と生き残りの頭目の娘が仇を討つため、雲井竜之介に情報や影で雲井を助けたりする。 最後は頭目の娘おせんに温情を、粋だね~竜之介さん。2014/03/31
rakim
7
ちょっと展開が新しくなった感じです。盗賊一味の裏切り行為。盗賊なりの仁義を理解できる 火盗改の雲井竜之介。軽く「ながら読書」するシリーズです。2016/01/25
陽ちゃん
2
仲間の裏切りで父親を亡くしたおせんですが、父親の敵を取るためか、竜之介たちが追っている盗賊の塒を伝えたり、敵の襲撃を受けてピンチに陥った竜之介を助けたりと、火盗が敵を討ち取る手助けをしちゃってますね。自分たちだけでは敵討ちは無理と判断してなのでしょうが、流したり中々やるな、と思っちゃいました。それに、彼女に対する竜之介の対応も粋ですね。2018/06/04
ゆ〜や
2
いきなり捕り物から始まり、裏切り者を追う盗賊の残党と火盗改が、協力したり助けたりと微妙な距離感。結構新鮮だった。2014/04/15
goodchoice
1
ひょっとしたらと思って読んだが、やっぱり読んだ事のある一巻であった。再読でも結構楽しめるのは、鳥羽先生のおかげです。ありがとう!2015/04/28
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