出版社内容情報
警察小説新シリーズ、始動!
突然の辞令で“警視庁都民相談室”という部署に配属された、七曲風馬27歳。元劇団員の七曲はかつての俳優仲間の協力のもと、相談室に寄せられたさまざまな事件に挑んでいく! 渾身の書き下ろし警察小説!
内容説明
小劇団の人気俳優だった七曲風馬は、父親の病気をきっかけに、警察官になることを決意する。神楽坂署に配属されて3年目。突然の辞令により、東京都庁の地下に創設された「都民相談室」に異動となる。そこにはシングルマザーの浅川室長ほか、クセのある面子が揃っていた。七曲は、老人詐欺の疑いがもたれている投資会社を捜査することに。実態の見えない組織に対し、かつて所属した劇団の協力のもと、黒幕を追い詰めていくが―。
著者等紹介
姉小路祐[アネコウジユウ]
1952年、京都府生まれ。大阪市立大学法学部卒業。立命館大学大学院政策科学研究科・博士課程前期課程修了。91年、『動く不動産』で第11回横溝正史ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
18
最後まで読んだけれどイマイチかなぁ2021/12/22
sg
17
劇団員から警察官になるとかまさに劇的な設定に俺の脳内ドーパミン。事件解決のキーはその劇団だからまたそれがイィー。俺はまさに劇団1人。こんな画期的な仕事仲間が欲しい。七曲風馬。俺の感想はこんな風だ。2021/11/23
ヨーコ・オクダ
17
エンタメ系?ソフト系??警察小説て感じ。今回追いかける事件はお年寄り狙いの出資金詐欺。主人公は、元・小劇団の役者であった七曲。「都民相談室」という新セクションの所属で刑事ではないため、捜査するにも限界があり。まぁ、だからこそ、旧知の劇団仲間や相談室のメンバーを巻き込んでの芝居仕立ての展開が見せられるのかな。一見ゆるそうなストーリーでも、殺人事件が起こったりして、シビアな場面も盛り込まれている。今後、クセの強そうな相談室メンバーのそれぞれのキャラ背景がオープンになっていきそう。楽しみ。2018/04/07
ニゴディー
14
元劇団員の警察官という設定は良い。 事件自体も好みではある。 リアリティはないけど、映像化するには良さそうな感じ。 ただ、表現が追い付いてないというか、描写の少なさからか唐突な印象があるシーンが多い。 悪くないのに色々ともったいないなというのが最終的な感想。2021/05/27
DONA
10
元劇団員というちょっと変わった経歴をもつ警察官・七曲風馬。展開も早くて一気読みできました。もう少し盛り上がりが欲しかった気もしますが、きっとシリーズ化されるのでしょうから、今後に期待したいです。2013/12/06