出版社内容情報
体内に幻獣キマイラを宿した2人の美しき少年──大鳳と久鬼。異形のキマイラに変じた久鬼を目前にした大鳳は、同じ学園に通う九十九や深雪の心配を振り切り、自ら丹沢山中に姿を隠した。シリーズ第2弾!
内容説明
大鳳の目の前で異形の幻獣に変じ、闇の中に消えた久鬼。『このキマイラは、あなたの中にもいるのですよ』久鬼の言葉は、大鳳の心に深い影を落とした。キマイラとは何なのか。自分もやがて久鬼のようになってしまうのか…。大鳳はついに、自分に想いを寄せる美少女・深雪の心配をふりきり、ひとり丹沢山中に姿を隠した。一方、九十九と雲斎は、久鬼の父親が何かを知っているのではと疑うが―。著者渾身の“生涯小説”第2弾!
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、小田原生まれ。東海大学卒業。『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、『神々の山嶺』で第11回紫田錬三郎賞、『大江戸釣客伝』で第39回泉鏡花文学賞、第5回舟橋聖一文学賞、第46回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- ソグド人の美術と言語