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出版社内容情報
岩井 恭平[イワイ キョウヘイ]
著・文・その他
Bou[ボウ]
イラスト
内容説明
新種の地中生物“ワーム”が発見された。沖縄で就職活動中の元天才・沙藤葉は、今回も助手のノーラに拉致され、謎の生物を調べるため、ナミブ砂漠へと向かう。だがワームとは葉がかつて書いた“災厄論文”の一つ“グリゴリ”により、生まれた生物だったのだ!人類文明を喰らい尽くす天敵により、襲われるキャンプ地、そして全世界。化け物を生み出してしまった葉は、盗まれた論文に決着をつけ、人類を救うことができるのだろうか!?
著者等紹介
岩井恭平[イワイキョウヘイ]
某大学理工学部卒業。第6回角川学園小説大賞にて優秀賞を受賞。『消閑の挑戦者 パーフェクト・キング』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月冬弥
16
岩井恭平先生(@kyoiwai)の #ラノベ 3巻で完結はもったいないけど、テーマは消化しているんで、ここで終わりでもいいんじゃないかと思ったり。しかし、ほんと天才は孤独だ。2013/08/05
しぇん
14
KindleUnlimitedで再読。今思うと完結で良かったのかなと。まだ続き読んでいたかったですけど。国連の屑ぷりは中々現実のようでした2023/03/25
シュエパイ
13
英雄の一番最初のファンと、一番の理解者だというファンと。歪みすぎて取り返しがつかない、けれど何より人間らしい感情に溢れた二人が、物語のすべてでした。愛することができたかもしれないと、そんな小さな答えを大事に、愉快にゆったり過ごせればよいのです。あぁ、でもこれで最終巻かぁ、なんだかもったいないな(>_<) 又吉は、愉快で便利に使い倒されてて唯一哀れな(苦笑)2013/08/04
サキイカスルメ
10
お、終わっただと……!?かつて天才として世界を救った葉が、自分の書いた災厄論文の災厄達から再び世界を救う話3巻。今回は戦いと人間の醜さについてがメインでしたかね。尊い犠牲って、自分がその立場じゃないから言えるんだよな、と。大人達の汚さも、エグかったですねぇ。ジュニアと葉は、きっとジュニアに愛国心がなければ、葉が天才じゃなければもっと違ったんだろうなぁ。最後の愛の告白はいきなりすぎて、びっくりしたけれど、とにかく面白いシリーズでした。お疲れ様でした。葉が天才ではなく、ただの人として幸せになりますように。2013/08/09
藤崎
10
世界から救いを求められる天才と、世界との繋がりを求めるガラクタの狭間で揺れ動くシリーズ、第3弾にして完結。今回は物質文明の天敵が災厄として登場・・・ですが、相変わらず人類自身が一番ひどい。結局の所作中の、「救われるべき”人類”に、飢える我が国民は含まれていないのか」って言葉が、「人間」の縮図なんでしょうねぇ・・・お前自分は天才様を断絶しといて、みたいな。ともあれ、救ったのは人類、引き換えに得たのはちっぽけな安らぎ、と言った所で、短いながらも綺麗にまとまっていたと思います。次回作とムシウタのラストも期待です2013/08/02