角川文庫<br> 心霊探偵八雲―ANOTHER FILES いつわりの樹

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角川文庫
心霊探偵八雲―ANOTHER FILES いつわりの樹

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041009116
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

神社の境内にある樹齢千年を越える木の前で、刺殺体が発見される。被害者は、高校時代に石井をいじめていた望月だった。この事件をきっかけに、過去と向き合うことになった石井。彼の隠された秘密とは…。

内容説明

神社の境内にある曰くつきの杉の前で、刺殺体が発見される。容疑者はすぐに見つかったものの、彼の供述と被害者の致命傷が一致しない。これは樹の呪いなのか…。真実を求め、もう一度現場に戻った後藤刑事は、そこで死者の魂を見ることができる大学生・斉藤八雲に会う。どうやら彼は、別件で神社を訪れていたらしい。奇妙に重なり合った2つの事件の先に見えるものとは…。大人気スピリチュアル・ミステリー、新シリーズ始動!

著者等紹介

神永学[カミナガマナブ]
1974年山梨県生まれ。2003年に自費出版で『赤い隻眼』(文芸社)を発表し、話題となる。その後、2004年に『赤い隻眼』を改題した『心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている』(文芸社)で、本格デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そのぼん

107
『いつわりの樹』の伝説のある場所で、一人の男性が殺されたことからストーリーが展開していきました。なかなかややこしい話だったけど、スピード感ある展開で引き込まれました。色んな登場人物の中に誤解や真実とは異なる部分があり、まさに『いつわり』が根元に流れる作品となっていました。面白かったです。2013/10/01

扉のこちら側

101
2016年509冊め。相変わらず文章力には乏しいのだけれど、物語的に非常におもしろいのがこの作者の特徴。本編完結後はほとんど読んでいなかったシリーズだが、久しぶりに読んでもおもしろかった。今回は長編ということで二重三重に絡んだ事件だったが、その事件事体もありがちなもので、突飛なものではない。なのになんだか読ませられてしまう不思議。2016/07/02

りゅう☆

94
その木の前で嘘をつくと呪われると伝わる「いつわりの樹」で殺された男性、婚約者、殺したという男性。一体誰が嘘を言い、誰が真実を話してるのか。また晴香の友人にとり憑いた幽霊は一体誰なのか。二つの事件の共通点とは?今回は石井の辛い過去が明らかに。封印したい過去に少しずつフタが開き、苦しみ悩む石井。でもさすが八雲!いつもの抜群の推理力と赤い目の力で石井の胸に一歩踏み込み閉ざされた心を解き放つ。外伝ということだが、幽霊の存在も強調され、事件の謎を解きつつ、最後は優しい感じで終わるという八雲の世界を素直に楽しめた。2016/08/04

63
八雲シリーズの番外編。まさか石井刑事にこんな過去があったとは…。番外編でもいつも通りの読みやすさで、ページを捲る手が止まりませんでした。八雲シリーズを読んだのは久しぶりだったのですが、やっぱり八雲と後藤刑事のやり取りが面白かったです! そして晴香ちゃんと八雲の、近付いてるのにお互いに言えない関係にキュンキュンしました! 友達がこの本の舞台を観に行ったようで、羨ましい限りです。2014/09/11

シェルティ

58
石井さんのつらい過去が明らかに。誤解と嫉妬からくるいじめにより学生時代に傷ついた石井さんと晴香の過去。今回、石井さんをいじめていた同級生が殺された。犯人は石井さんなのか、それとも婚約者か。八雲により事件は解決にむかうが、やるせない結末が。このシリーズは読みやすい。さらっと読めてしまう。心霊ものの要素があるが、そんな怖いというより死者も生存者のように主張するさまがぞわっと感でなく、リアル感。まだまだ続きそうですね、本編もアナザーストリーも。2013/08/01

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