出版社内容情報
佐々木 裕一[ササキ ユウイチ]
著・文・その他
内容説明
宝暦2年。江戸では怪事件が相次いでいた。つむじ風とともに大名家の姫を攫いに現れたのは―鬼だった。広島藩の下屋敷でのんびり暮らしていた京嵐寺平太郎は、突然幕府の命を受け怪事件解決に乗り出す羽目に。だが事件の裏には、徳川家に怨念を抱く僧侶の影が…。幼馴染の三つ目入道や妖艶な白狐のおきん、気まぐれな“妖刀茶丸”など、仲間の妖怪たちと力を合わせて立ち向かう、妖怪痛快時代小説、シリーズ第1弾。
著者等紹介
佐々木裕一[ササキユウイチ]
1967年広島県生まれ。2003年に架空戦記ものでデビュー。10年に時代小説デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
108
もののけ侍伝々1作目 2013.03発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。 鬼の風、戸隠の若殿、式鬼神(しきがみ)、飛緑魔(ひのえんま)の4話。 備後三次に生まれ、妖怪と一緒に住む京嵐寺平太郎が、幼馴染の妖怪大将、狐の妖怪・おきんなどと一緒に、妖怪や鬼を退治する物語です。 この物語は、著者が備後三次(広島県三次市)に伝わる妖怪伝説「稲生物怪録」をヒントとして生まれたものです。 絶世の美女の妖怪がでたりと、読んでいて面白いです。 妖怪の小説を読むのは初めてですが、楽しかったです。2020/10/13
はらぺこ
30
人間と妖怪が事件を解決する時代劇です。このタイプの話は色んな作家さんが書かれてるので、宇宙人や恐竜が登場するぐらいの内容じゃないと他作品との違いが出ない気がします。 今のところ可もなく不可もなくですが、黒幕の正体が誰なのか気になるので続きが楽しみです。2017/04/06
ちげー
15
今まで読んだあやかしとは違っていて、時代小説はあまり読んだことがないけど、意外と面白かった。 たまにはこーゆーお話も楽しいかも。2021/02/21
秋野もみじ
12
痛快妖怪時代劇な感じ。小難しいことはなにもなく、分厚くもないので、さっくり気楽に読める。はっきり言って、京嵐寺自身は普通の人間だし、特別な力は、妖怪に対して肝が座っていて驚かないことくらいなんだけど、妖怪大将の性格が良いし、おきんやおばばも凄い力あるくせに、そこまででしゃばらないから面白いのだろな。次も楽しみ。2016/06/10
一五
7
「稲生物怪録」🎶をヒントに書かれたとか。舞台は出来てるのに、役者がちゃんと動けてない感じ。シリーズ一作目だし… これからかな。 怖がりな三つ目入道と、妖刀茶丸は面白い2022/07/14
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