内容説明
突然、東京は原因不明の濃霧に覆われた。人々が視界を奪われたまま8年が過ぎたある冬の夜、タクシー運転手の仙堂は何者かに追われる少女ミアと出会う。仙堂は元刑事の勘に従ってミアを助け、行動を共にするようになる。ところが、彼女の秘密が明かされていくにつれ、4年前のある事件の記憶が蘇り始める。そしてそれは『霧の世界』の真相の入り口に繋がっていた―ネットで話題沸騰のオーディオシネマが小説となって登場。
著者等紹介
湖山真[コヤマシン]
群馬県出身。2008年、『ウォーターズ・ウィスパー』にて第11回角川学園小説大賞・奨励賞を受賞
平沼正樹[ヒラヌママサシゲ]
2001年ウェルツアニメーションスタジオを発足し、日本初の3D映像専用アニメ「アルトとふしぎな海の森」の監督を手がける。08年にはウェルツレコーズを立ち上げ、オーディオシネマ「キリノセカイ」「盗聴探偵物語」「私が裁判員に選ばれたっ!」「マネーロード」などの作品を監督・プロデュースし、全タイトルでiTunes Storeオーディオブック総合第1位を獲得している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちばと~る
25
真っ白な霧に包まれた近未来の東京。元亡き妻の遺伝子を受け継ぐクローン少女 ミア。妻の死の謎。謎のクローン研究機関。都知事の陰謀。...角川ホラー文庫なのに全くホラーっぽくないね〜近未来アクションサスペンス!てカンジで面白い!!首都消失とかアキラとかZガンダム好きな方にオススメです2014/06/07
_bookuma
7
☆3 「オーディオシネマ1位」と、裏表紙のあらすじに惹かれて手に取りました。霧に包まれた世界は幻想的ですが、見たくもないものは見えないですが、見たいものも見えない。雰囲気と世界観は素敵ですが、よくあるストーリーで面白味がないなと感じてしまいました。Ⅱ巻も購入しているので、続きに期待します。2013/06/01
konkon
6
SFホラーかな?。霧に覆われた東京を舞台に展開ストーリーは、読ませる。オーディオシネマが原作で、それも独特の雰囲気を作り出しているようだ。2014/09/05
zaki
6
タイトルの通り東京都に濃い霧が常にかかってしまった世界の話。いたって普通な感じだった。基本的に読みにくくもなく面白くないわけでもないって感じの話で結構ベタな展開で先もなんとなく読み易いといった感想を僕は持ちました。☆☆★★★2013/03/20
UC
3
とっても読みやすく、面白い。角川ホラーからの出版だが、内容は現代のSF仕様。2巻目の内容がとても気になってしまい、今こうしてiPhoneから感想を書き込みながら本屋に向かっています。2014/10/17