出版社内容情報
雨森華蓮が出所! 名著第1巻を凌ぐ書き下ろし傑作群登場。
「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」、夢中で楽しめる至福の読書! 第1話 物理的不可能/第2話 雨森華蓮の出所/第3話 見えない人間/第4話 賢者の贈り物/第5話 チェリー・ブロッサムの憂鬱
内容説明
美人鑑定家が奔放な知識で「人の死なない」コージー・ミステリに挑む、エンタメ・ノヴェルの先駆的ブランド「Qシリーズ」。総額8億円もの切手コレクションから1枚300万円の変わり種銀貨、満開のソメイヨシノまで、あらゆるアイテムにまつわる不可思議と、胸のすくような謎解き、驚くべき結末の数々。ついには凛田莉子の最大のライバル、雨森華蓮が出所し…。面白くて知恵がつく至福の読書、Qの短編集、大反響の第2巻。
著者等紹介
松岡圭祐[マツオカケイスケ]
1968年12月3日、愛知県生まれ。デビュー作『催眠』がミリオンセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
忠犬じろレポ
110
短編集だと展開が速いのでいいですね。Qシリーズの謎解きは絶対無理(^^;なので、莉子の活躍を楽しみに読み進めています。雨宮華蓮も主役はれますよね。独立して新たなシリーズにしてもいいかも。(^-^) 読み続けますよ。Qもαも。2014/01/28
どんちん
107
短編Ⅰを読んだ時と同じく、短編の方が読みやすいな。長編も悪くはないが、ちょっとマンネリ化は否めない。短編なら、多少設定が無理っぽくてもマンガチックに流せると思う。今回はなんといっても、華蓮の出所がポイントだろう。多少改心してしまったようで、そのキャラ今後にどう影響するか不明だが、動向に注目だ。小笠原は相変わらずウザいが、最終話は結末が決まっていて、そのために、後半で莉子への暴言というイベントを作ったのがミエミエな設定で、少々しらけた。さて、短編も終わったので、次は推理劇シリーズへいきますか♪2014/08/23
hirune
107
遂に雨森華蓮が出所した。そして格好良いんだよね。莉子ちゃんは違法な手段は取れないけど、華蓮は拘らないし腕もある。ルパン三世のような活躍が可能かも。嵯峨先生とか氷室准教授とか懐かしい顔も出るし、浜川警部補(女性)という有望そうな新キャラも出てきて楽しみです。しかも、莉子ちゃんと小笠原の犬も食わない喧嘩とか見れてお得☆これはドラマ化とかして欲しいなぁ(o^^o)2014/06/16
りゅう☆
96
8億円相当の切手を買主に届けたら偽物とすり替わってた。容疑者は自分。もし自分がこの立場だったらと思うとゾッとする。/雨宮が出所。高額鑑定品を騙し取られた。莉子のせいではないけど、責任を感じた莉子は閉園せざるを得ない保育園を手伝うしかないのか?まさかの莉子もお手上げ?!/父が失踪したと警察に訴えるも、警察は取り合ってくれない。ここで小笠原登場。一方莉子は映画のオーデションに参加。これと失踪がどう繋がるのか?手の込んだ誘拐劇だわ~。/窃盗兄たちに心痛める妹は警察に告発。だが調べてみると兄たちは窃盗してない?→2020/10/03
aoringo
85
出所後の華蓮のその後の話や嵯峨先生も登場。日常の謎のように些細なことから始まり、最後には大きな真相が明らかになる。私好みのお話が多くて満足できました。小笠原との微妙な関係に焦らされるのもいつものこと。それぞれ新鮮な驚きを味わえる短編集でした!2021/10/02
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