角川ホラー文庫<br> 妖し語り―備前風呂屋怪談〈2〉

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角川ホラー文庫
妖し語り―備前風呂屋怪談〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041006306
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

妖しき美貌の湯女の正体は――。圧巻の時代怪談、第2弾!

湯女・お藤の巧みな語り口の噂を聞きつけて、<和気湯>には様々な客が訪れる。奇怪な観音様の話、首のみで飛び回る女の話、別人格に苦悩する男の話――。お藤の前にまた、嘘とも真ともつかぬ奇妙な物語が立ち上る。

内容説明

本物の天女ではとも囁かれる妖しき美貌の湯女・お藤。その巧みな語りの噂を聞きつけて、和気湯には様々な客が訪れる。珍しい女客とは、頭の形が異様な人形を作り続ける母と不気味な観音像の話を、湯女になるという女とは、首と腸のみで飛び回る異国の精霊の話を、熊のような侍とは、己の中の別人格に悩まされる話を―語り合うのだった。お藤の前にまた、嘘とも真実ともつかぬ奇妙な物語が立ち上る。傑作時代怪談、第2弾。

著者等紹介

岩井志麻子[イワイシマコ]
1964年、岡山県生まれ。99年、短編「ぼっけえ、きょうてえ」で第6回日本ホラー小説大賞を受賞。また、同作に書き下ろし3編を加えた同題の短編集が、ジャンルを超えた質の高い作品性を支持され、第13回山本周五郎賞を受賞する。恋愛小説『tr´ai c^ay(チャイ・コイ)』で第2回婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で第9回島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坂城 弥生

34
お藤シリーズ第2作。2021/09/21

☆kubo

18
なんか前作よりお藤さんの影が薄い気がしました。周りの人がより濃いのか?語られる話はバラエティに富んでいてなかなか面白かった。2013/06/05

眠る山猫屋

9
敬愛する破天荒作家・岩井志麻子先生。作品は思いの外、上品で幽玄。泉鏡花のよう。澁澤先生へのオマージュかと思った。 そして、謎は謎のままに。 2013/08/06

胡蝶

8
和風ファンタジー的な感じなんだけど、ファンタジーにしては人間くささやどこか生々しさを感じますね。。。風呂屋のお藤さん。。。ほんとに天女様なのかしら?(笑)語り口調もなんだか不思議な感じですね。2013/06/19

夫婦善財餡 汁粉

7
 カッパとカラスが軒下に住み,乞食の生活をしていても。ふたりだけに分かる世界があるって、超純愛だ。やっぱファンタジー。2016/05/26

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