出版社内容情報
十津川警部、国家と闘う! 傑作サスペンス!
マンションのベランダから転落死した男。彼の身元を調べると、総理大臣・安達の秘書だということが判明した。十津川警部が捜査を開始すると、安達首相暗殺計画の情報がもたらされ……。最新長編ミステリ!
内容説明
総理大臣・安達の個人秘書がマンションのベランダから転落して死亡した。現場には謎めいたスケジュールが残され、不吉な文字―「警戒」「抗争」「共謀」「ジ・エンド」―が書かれていた。十津川警部が捜査を開始すると、首相の暗殺計画の情報がもたらされる。やがて第2の殺人事件が発生。被害者はまたも政治家の秘書だった。捜査を妨害する謎の勢力。十津川は手掛かりを元に伊豆・天城峠に向かい、決死の捜査を遂行する。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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夢追人009
131
今全世界の話題を独占している北朝鮮の9年前の情勢が作品の背景にありますね。未知の暗殺者から要人を守るというサスペンスは盛り上がりの面ではイマイチでしたが、十津川警部と亀井刑事のコンビが伊豆・天城峠のルートを辿りながらのんびりと茶店で菓子を食べたり、演歌歌手・石川さゆりさんの名曲「天城越え」の歌詞を思い出させる名所観光の風情を味わえたりしたのが楽しくてとてもよかったですね。それから何時もは意地悪な三上本部長が割合に不平を漏らさずに十津川警部と上手く情報交換を交わしているやり取りに心を和ませてもらえましたね。2018/02/04
あなご
23
ページ数の割に読むのに時間がかかってしまいました。今回は北朝鮮問題をテーマにした作品でした。トラベルミステリーを期待していたのでちょっと期待外れでした。2014/05/16
deria
6
時刻表トリック物ではなく、割とスタンダードなミステリ。北朝鮮問題を絡めた内容でなかなか面白いのだが、最後は少し物足りなかった。2015/04/01
タカシ
3
内容は今の日本にある北朝鮮問題とした話でした。ただ、実際にこんな事件が起きる事は無いと思います。2013/09/16
史
2
政治的な、ような。2019/11/22
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