出版社内容情報
極限エロス作品
佐内朋貴、十八歳。家庭教師の梨乃と上京してから、セックスに溺れる日々が続いていた。引きこもりだった朋貴を救った梨乃だが、実は叔父の功児とも関係を持っていて……。破滅と官能の三部作、堂々の完結編。
内容説明
佐内朋貴、19歳。引きこもりの朋貴にとって、若き家庭教師・梨乃は唯一の救いだった。ある日、衝動を抑えきれず梨乃を押し倒そうとした朋貴はあっさりと反撃にあい、彼女の目の前で自慰を強要される。恥ずかしくて死にそうだったのも束の間、やがてやみつきの快感を覚え、朋貴は性の奴隷となってゆく。淫らな梨乃の登場で、一見平和だった佐内家は軋み始め、破滅へと突き進む。オリジナル官能シリーズ第3弾。
著者等紹介
草凪優[クサナギユウ]
1967年東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。2004年『ふしだら天使』で官能作家としてデビュー。05年『桃色リクルートガール』で官能文庫大賞、10年『どうしようもない恋の唄』で「この官能文庫がすごい!」大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まさきち
67
シリーズ第3作。今回は息子が主人公で、出入りの家庭教師・梨乃に翻弄され、その中で前2作での謎も解説されていく感じの物語。エロスだけでなくサスペンス的な要素もあって楽しめましたが、ラストの展開は少々安易だったかなという思いが残ります。ですが3作通じて楽しめた物語でした。2021/04/19
パワー3
5
三部作。第一作を飛ばして、2作目、3作目と読んだ。なぜ、1作目を買わなかったのかは、自分でも不明。 2作目、3作目を読み、1作目のストーリーが想像できた。一人の女を取り巻く3人の男の物語。実は、一人の女に振り回される3人の男の物語。 行き着くところは、愛ではなく・・・・。 意外と真実は、そんなところにあるのかもしれない。2012/10/07
せいじ
4
梨乃の正体を知るため、2巻目をすっとばして最終巻のこちらを読んでみたわけだけど、なんだそんな動機だったの? ってな感じでやはり消化不良な印象には変わらず。とんでもない悪女かと思ったのに全然しょぼい理由だった。まー、終盤の描写からすると、この理由がすべてというわけではなく身の内に潜む本人にも制御できない衝動みたいなものがあったってことなんだろうけど。2021/08/15
村祭り
3
死んでしまっては(殺してしまっては)元も子もない。梨乃には、もっと、狡猾に逃げてもらいたかった。残された、男2人も、立ち直って欲しかった。 できれば、お母さんが主人公で読んでみたい。2012/09/29
Kami
2
なぜ最後にあの展開になったのだろう。2022/09/30