角川文庫<br> 宇宙エンジン

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角川文庫
宇宙エンジン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041004418
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

父は70年代に失踪。祖母は亡くなり、母の記憶は壊れ始めた。

身に覚えのない幼稚園の同窓会の招待を受けた隆一は、ミライと出逢う。ミライは、人嫌いだったという父親を捜していた。手がかりは「厭人」「ゴリ」、二つのあだ名だけ。失われゆく時代への郷愁と哀惜を秘めた物語。

内容説明

一風変わった幼稚園の同窓会に招かれた隆一は、ミライと出会う。母の記憶が曖昧になりつつあるいま、会ったことのない父親を捜しているというミライ。人嫌いの厭人家という逸話、そして父らしき男がかすかに写った写真。手がかりはそれだけ。写真を見た隆一の姉は、言った。「この人、ゴリじゃない?」。70年代に消えた父は、何者なのか。二人は“エンジン”を捜すうち、風変わりな人々に巡り会い、近過去という時代を紐解いていく。

著者等紹介

中島京子[ナカジマキョウコ]
1964年東京生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒。出版社勤務、フリーライターを経て、2003年『FUTON』でデビュー。『小さいおうち』で第143回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いたろう

59
宇宙エンジンと聞いて、宇宙猿人ゴリ?と思ったら、まさかの、本当にそうだった。その風貌から、「ゴリ」と呼ばれていた、宇宙的規模の厭人(エンジン)家の男。それが、スペクトルマンの敵、宇宙猿人ゴリになぞられる。この男性が父親ではないかと思っているミライと、かつて、ミライの母親が1年だけやっていた幼稚園の元園児、隆一が、ゴリとはどんな男なのかを探る物語も、その過程で、何故だか詳細が語られる、宇宙猿人ゴリとスペクトルマンについての蘊蓄がおかしい。幼い頃、スペクトルマンを見ていたが、こんな奥深い(?)話だったか(笑)2023/05/30

shizuka

49
エンジンってかたかなで書かれると動力の方と思うよね。ところがこのエンジンはそれではなくもちろん猿人でもなく、厭人のこと。簡単にいうと人嫌いとなるけれどでも違う。もっと奥が深くて入り組んでいてこんがらがっている。ひょんなことからこの厭人といわれる男性探しに関わることとなった主人公。とてもいいやつ。好奇心もあるかもしれないけれど、いいやつだから絡まった糸がほぐされていくんだろうなあ。人と人とのつながり、過去を確かめ今につなげる力に溢れている一冊。そしてここにもひょこひょこおじさんがいて。世の中は繋がっている。2017/06/20

coco夏ko10角

26
中島京子さんの未読作品、と手にしてみたけど、他作品と比べるとなんだか文章が読みにくいし内容も合わなかった。2017/04/10

miroku

23
学生運動、宇宙猿人ゴリ、女性の自立、ベトナム戦争の後遺症etc.過去と現在の対比の末、どこにも落ちて行かないという無重力小説?2014/10/30

caramel

19
気になってはいたけど、多分初読み作家さん。本来なら、こういう話はヒロインがちょっとマイペースで主人公を振り回してるように見えたりしてイライラしてくることが多いんだけどそこまでは気にならず、なんというかこの不思議な作風や語り口調に乗せられて、不思議な、でもちょっと新鮮で楽しいような感覚のまま読み進められました。私には少し分かりにくい風な文章なんだけど、だからこそはっきり見えすぎてなくてちょっと良いみたいな、不思議な作品でした。2021/11/29

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