出版社内容情報
大人気RDGシリーズ第3巻! 夏休みno大事件!! 学園祭の企画準備で、夏休みに泉水子たち生徒会執行部は、真響の地元・長野県戸隠で合宿をすることになる。そこで、宗田三姉弟の謎に迫る大事件が……! 大人気RDGシリーズ第3巻!!
荻原 規子[オギワラ ノリコ]
著・文・その他
酒井 駒子[サカイ コマコ]
イラスト
内容説明
学園祭のテーマに“戦国学園祭”が決まり、鈴原泉水子、相楽深行たち生徒会執行部は、夏休みに宗田真響の地元、長野県戸隠で合宿をすることになる。初めての経験に胸はずませる泉水子だったが、真響の生徒会への思惑がさまざまな悶着を引き起す。そこへ、真響の弟、真夏の愛馬が危篤だという報せが届く。三つ子の一人である真澄によって真夏は次元の向こうに取りこまれ、大きな災厄が…。最高傑作、RDGシリーズ第3巻。
著者等紹介
荻原規子[オギワラノリコ]
東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』(福武書店)でデビュー。その後、「勾玉三部作」を構成して以来、ファンタジー作家として活躍。2006年、『風神秘抄』(徳間書店)で、第53回産経児童出版文化賞・JR賞、第46回日本児童文学者協会賞、第55回小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロ@いつも心に太陽を!
151
今日は泉水子たちの戸隠合宿が終わった日である。以下、合宿メモなり。「8月1日、泉水子&深行と宗田姉弟は長野へ。泉水子、フルーツカクテルに酔う」「8月2日、生徒会執行部の面々と合流して、戸隠合宿スタート。(5泊6日の予定)」「8月3日、宗田姉弟のおじいさんに会う。深行、宗田きょうだいに試され、泉水子、老人キラーと真響に賞される。夜、タビが倒れる」「8月4日、真夏いなくなる」「8月5日、真澄の命日。泉水子、戸隠の岩戸の前で舞う。九頭龍大神と姫神の対峙。真夏、無事に帰還」続く2012/08/07
いおむ
133
今回の舞台の戸隠には二回行ったことあり。九頭龍社まで登ってきましたが、山歩きに慣れた泉水子とは違い嫁さんを励ましながら自分も苦労しました(^^;)蕎麦も美味しい。3巻を読んでまた行きたくなりました。ぎこちなくも前向きに変わって(成長して)行こうとする泉水子が健気。深行は自分もシンコウと音読みするようになってしまった(笑)2014/08/16
夜の女王
94
☆☆☆☆ 夏休みに戸隠で合宿をすることになった生徒会メンバー。古い歴史のある戸隠で泉水子たちは否応なく事件に巻き込まれていく。箱入りだった泉水子の世界がどんどん広がって成長していく様子がとてもいい。今回の深行はあんまり良いところがなくて、またそこが少年らしくて可愛い。普通の少年少女の成長物語として読んでも非常に良く出来てると思う。それに対して真響の好感度は急降下。が、三つ子の危機でより強い友情で結ばれる4人。まさかの真澄の正体でした。泉水子が少し外交的に、深行が少し素直になってきて、今後が気になる二人です2013/06/23
いりあ
94
荻原規子の"RDG"シリーズの第3巻。泉水子が執行部合宿で戸隠に行った時のお話。泉水子の活動範囲が広がっていきます。前巻まででだいぶ前向きになったと思ったのですが、本巻では再び深雪や真響、真夏、真澄達との関係に右往左往しています。これも裏を返せば、泉水子が色々な事を自分の目や耳で確かめ始めているからこそなのでしょう。ただ、悪い方向へ考えてしまうマイナス思考だけは簡単に治りそうにないですね。結局姫神が何か分からないままですが、ラストの真夏を助けに行くあたりのシーンは面白かった。アニメで映像化されるかな?2013/01/08
財布にジャック
90
夏休みのお話だから、この時期に読めたのはラッキーでした。舞台は長野県の戸隠というのがミソです。泉水子が普通の女の子でいたいと思う複雑な気持ちなのはわかりますが、そもそもこのお話に出てくる登場人物で普通の人っていない気がします。彼女をとりまく家族や学校関係者や友達も普通じゃないので、むしろ普通じゃないほうが普通なんじゃなかろうかと思います。特殊な能力を駆使して、もっともっと冒険して欲しいです。2013/08/13