角川文庫<br> あのとき始まったことのすべて

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角川文庫
あのとき始まったことのすべて

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041003220
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

胸が熱くなるラブ・ストーリー

社会人三年目――中学時代の同級生の彼女との再会が、僕らのせつない恋の始まりだった……。『100回泣くこと』『僕の好きな人が、よく眠れますように』の中村航が贈るラブ・ストーリー。

内容説明

社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い…。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だった―。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。

著者等紹介

中村航[ナカムラコウ]
1969年岐阜県生まれ。芝浦工業大学卒。2002年「リレキショ」で文藝賞を受賞しデビュー。04年『ぐるぐるまわるすべり台』で第26回野間文芸新人賞を受賞。『100回泣くこと』は単行本、文庫ともにベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kishikan

136
胸がキュっとしめつけられ、痺れるような思いがした。中学の頃の男女2人の仲良し4人組。その中学の頃の話と、卒業し互いに離れ離れになり社会人となった今を描いた物語。中学の頃はいっぱい悩みを抱えた白鳥さんの視点で、社会人の今を当時はおちゃらけだった岡田君の視点で描く。特に、十年ぶりに再会した岡田君と石井さんの、中学の頃を振り返りながら、友達関係と愛情関係の間で心が揺れるシーンが、とても美しく、切ない。なんて心に残る言葉なんだろう、どうしてあの時は楽しく素敵だったんだろう。忘れかけた思い出の扉を開いてくれる作品。2013/09/20

扉のこちら側

118
2016年512冊め。いいお話しだった。中学時代にいい友人関係を築き、仄かに恋心をいただいていた男女が、10年後に再会する。「あの頃」の自分たちの記憶を辿りながら始まっていく新しい関係。一番共感を覚えるのは白河さん。『見果てぬ夢、折り合い、ささやかな喜び、月曜の秘訣、ため息、シーサイドメモリー、お気に入りのポップチューン、週末の余韻、四年目の余裕、初心、ガッツ、経験、不確かな未来、遥かな地平線、文明人の孤独、果たすつもりの約束、天使のウィンク。』2016/07/03

ちょこまーぶる

113
読み終わって心が温まる一冊だったなと思いましたね。子どもの頃の楽しかったり甘かったりした思い出の人との大人になってからの再会って本当にドキドキしますよね。多くの方も、同窓会とかで経験があるんじゃないですかね。この本を読んで、何となく共感できることが多くて、著者の筆力を強く感じました。好きな人のパーカーのフードの中に、こそっと物を入れるなんてキュンとしませんか?僕も子どもの時にやっていたと思いますね。読後は、誰もが本の中の二人がこの後にどのような関係を築いていくのかと妄想することになると思いますね。2017/12/12

Shinji

107
10年ぶりが始まりっていうなら、制服の4ピースは見ることは出来なかったんだと思う。ホントの始まりは... どれだっけ!? こんなに優しさに溢れた4人が揃うのも奇跡。岡田くんと柳くんのその時の楽しみをクリアしていく友情も、石井さんと岡田くんの好意のつりあいも、谷風くんの旅も、門前さんの指導も、始まったことのすべてに含まれてんだよ♪ 不慣れな局地戦もアボカドの種もみんな人のカラダが「70%の水分と30%の優しさ」で出来てると思えたから! 素敵な読後感でお気に入りになったオススメ作品です!2016/08/06

おかむー

100
「…『僕の好きな人がよく眠れますように』もこんなあらすじだったな」と心配したもののそっちじゃなくてひと安心(笑)。相変わらず気持ちよくくすぐってくれる言葉のチョイスと会話のキャッチボールで紡がれる物語は、柔らかくて切ない中学時代の思い出と今をつなぐバタフライエフェクト。主人公岡田くんと石井さんコンビは中学時代を思い出に今編、中学編は白原さんを主人公に今のことは柳のセリフで語られるという対比の手法が興味深い。「石井さんのことが好きでした」がラストで「僕の好きな石井さん」になったのはほっこり『よくできました』2014/06/10

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